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第39回 自信がない時ほど、インプットではなく、Try it!(やってみよう)~試行錯誤の経験値こそが自信を育てる早道~

 わたしがキャリア面談やコーチングでクライアントさんとお話をしているとき、次のようなやり取りがよくあります。
「こんなことをやれたらステキだなと思います」というクライアントさん。「ではやってみましょう!」とわたしが言うと、「え、、、できません」と。なぜですか?と聞くと「自信がありません・・・」。

 やってみたいし、できたらステキだなと思うのだけど、それができる自信がない。だからできない。その気持ち、よく分かります!

1.自信がないとき、ついやりがちなこと

 ちなみに、人は自信がないとどうするか。さらにインプットしようとします。ここはやったけど、あの分野は知らないからもっと学ぼう、スキルを身につけよう、知識とスキルが身についたら自信がつくはず、そうやってさらに学ぼうとします。
学ぶことは悪いことではありません。「世界一学ばない国・日本」なんて有難くない称号があるので、学ばないより学ぶ方がいいに決まっています。

 でも学んでインプットをたくさんしたら自信がつくか。というとこれはまた別問題。ある程度の自信になるかもしれませんが、たいていの場合は、さらに自分の足りないところに目がいって自信がなくなり、そこを補おうとしてまた学ぼうとします。

2.自信はどうやったら生まれるか

わたしが本格的に講師デビューをしたのは2018年でした。このとき、講師をやる自信、まっっっっっったくありませんでした。わたしなんて大した経験もないし、伝えられることもないし、そんなわたしが人様の前に立って話すなんで絶対無理!!!そんな状態でした。

でも可能性を信じてくださった先輩や関係者の方々のお陰で講師として人前に立つ機会をいただき、そのときの自分なりの精一杯で話をしました。残念ながら最初は思ったようには全然話せませんでしたし、できないふがいない自分に何度も悔しい思いや残念な思いもしました。

そんな中でもなんとか試行錯誤し、自分なりに工夫し、経験を積ませていただく中で、「少しは自分の伝えたいことが伝えられるようになってきたかな」というようなわずかな自信が少しずつ少しずつ持てるようになってきました。もちろん今でもそんなに自信満々ではないですが、「やりたいし、伝えたいからやっている!」という気持ちが大きくなり、ぐらつくことなく胸を張って前を向いて進んでいます。

思い起こせば、キャリアカウンセリングを始めた20年近く前も、同じ状態でした。キャリアカウンセリングにとても興味があってやってみたいという気持ちはありつつ、最初は全然自信がなく、いくら学んでも誰かのキャリア支援やコーチングができる気がしなくて、あれも学ばなくては、これも知っておかなくては、そんなインプットばかりしていました。そんな自信がない中でも、仕事でキャリアカウンセリングをやらなければならない状況に直面し、えいや!でやる中で、少しずつ経験を積み上げてきました。今では4000人以上の方々のキャリアカウンセリング/コンサルティングを行い、企業や自治体・大学でのキャリア支援なども幅広く行い、これらの多様な経験が自分の自信になり、さらに新たなことにチャレンジする原動力となっています。

自信がなくて、やりたいことができないと思っている方。
もっと学べば自信がつくはず、、それは幻想です。
断言します。いくら学んでインプットしても十分な自信はつきません。
やらないままで自信がつくことは永遠にありません

自信はどうやったら生まれるか。自信がなくてもそれにチャレンジしてとにかく一歩踏み出して、失敗しても立ち上がってさらにチャレンジして、そうやる中で、自然と生まれてくるものです。

自信がなくて怖くても、まずは一歩を踏み出してみてください。
最初はうまくできないかもしれない。そんなの当たり前。歩みを止めなければ必ず道は開けます。そしてやりたいと心が思ったことは、必ずあなたの喜びにつながります。あなたの可能性も花開いていきます。

新しい世界へ勇気をもって一歩を踏み出しましょう。

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