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第37回 周りからの声で自分の新たな可能性を拓こう ~ジョハリの「盲点の窓」を開ける~

 幸せなキャリアをつくっていく上で、自分を理解することの大切さは過去にも何度となくこのコラムでお伝えさせていただいていますが、どんなに自分を知ろうとしても、どうしても見えない部分は出てきます。
皆さんも、あの有名なジョハリの窓をご存知かと思うのですが、人には、必ず「他者は知っているけど自分は知らない窓」というのがあると思うのです。
だからこそ、時に他者の意見を素直に受けとめてみて、自分の新たな可能性を拓いてみてはどうでしょうか、というお話です。


「新しい道を切り拓く方」と「足踏みされる方」の違い

 コーチングやキャリア面談をしていて、回を追うごとにどんどんと可能性が花開き、新しい道を切り拓いていかれる方がいらっしゃいます。日を重ねるごとに目に見えて人生がいい方向に向かっていかれて、見ているこちらもうれしくなります。
このような方々というのは総じて非常に柔軟で、心が開かれています
例えば、わたしがちょっと紹介をした書籍やサービスをすぐにご自身に取り入れたり、「こんなことやってみるといいかもしれませんね」とお伝えしたことに対して、「やったことないけどやってみます!」とすぐに行動に移されています。
そうやって、ご自身の新たな可能性を切り拓かれていきます。
 
 一方で、残念ながらなかなか前に進めない方、長い時間足踏みしてしまう方もいらっしゃいます。足踏みが悪いわけではないですが、前に進みたいと思っていても進めない、というのは苦しいですよね。
そのような方は、ご自身のことをよく知っていて、こうやったらうまくいく、という自信がある分、それとはちょっと違ったやり方や意見を取り入れることに躊躇があったり、不安があるのかもしれません。

 そういうときこそ、ちょっと自分のパターンを変えて、他の人のアドバイスや声に従ってみる、といいのではないかなとわたしは思います
「自分が納得するまでは動かない」という方であれば、ひとまずはよく分からないけど言われるままにやってみる、「なるべく得意分野に特化して仕事をする」、こういう方も、得意分野ではないけど頼まれたのだからこれもご縁だと思ってやっている、など、ちょっと今までの自分のパターンと違ったことをやることが、思わぬ新しい道へ、かつ本来自分が行きたかった方向へと最終的にはつながっていくこともあるのです。

他者の声を受け止めることで拓く可能性

 ちなみに、わたしは上記のように、変わっていく人、変わらない人をいつもそばでよく見ているので、自分自身が誰かからアドバイスをされて「なんか自分的にはちょっと違うな」「そんなやり方あり!?」と半信半疑でも、まずはなるべく受け入れてやってみるようにしています。そうするとやはり今までとは違った道が見えてきたり、新たな自分の可能性が広がったり、そんなことが多々あります。最近では、自分として苦手だと思っていたことも、他の人からやってみたら?と言われて思い切ってチャレンジしていて、新たな可能性が見えつつあります!(それが何かはいずれご報告させていただきます♪)
 
 自分自身のことはよく知っているつもりでも、誰にでも周りは知っているけど自分は知らない窓というのは必ずあります。だからこそ、自分では見えていない自分の可能性が他の人には見えていることがあるのです。
 皆さんも、自分のやり方に固執せず 時には人の意見を素直に受け止めてやってみませんか。きっと今までとは違った新しい可能性を拓いていくことにつながっていくことと思います。



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