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鹿児島市主催のトークイベントで大学生・専門学校生向けに語ってきた

本日開催された「ICTトークイベント&AIプログラミング体験」で、講師として登壇してきた。

# トークイベント
- アプリ開発や仕事のデジタル化、未経験からの転職など様々な視点からICT技術の重要性や今後の可能性などについてお話いただきます。
- トークイベントのみのオンライン参加も可能です。

https://www.city.kagoshima.lg.jp/san-sousyutu/ict/seminar.html#uni


このイベントは、鹿児島市が主催し Groovenauts, Inc. (株式会社グルーヴノーツ) が運営しており、大学生・専門学校生向けと高校生向けとで2日に分かれて実施されるもの。今日はその前者の回だった。

https://www.city.kagoshima.lg.jp/san-sousyutu/ict/documents/2312ict.pdf


講師としては、

  • 池田さん (株式会社クエイル 代表取締役)

  • 出口さん (株式会社 GiFFT 代表取締役)

という構成で、なんとも「僭越ながら」という気持ちもしていた。

ただ鹿児島のICT人財を増やしたいという目的のために、私のキャリアケースはお二方のそれとも異なるところもあるので、一定の参考にはなるだろう。そう願って身の丈を語ってきた。


すでに内定が出ているにも関わらず仕事で活用しようと参加されている方、文系や水産に所属しているが ICT 業界に興味がある方、私の所属するGMOペパボを志望していただいている方など、様々な学生と短いながらも面白い会話ができたように思える。学生さんがどう感じているかは分からないが少なくとも私は楽しかった。

しかし、この手のイベントに参加していつも思うが、若いころから積極的に行動する学生の多いことに驚く。GMOペパボに新卒入社するパートナーの遍歴がすさまじいことからやりまくっている学生がいることは認知しているが、鹿児島でもしっかりいるのだ。比べても仕方ないが自身のその頃を思い返していたたまれなくなる。

今回のイベントもその意味でとても良かった。「鹿児島にもいるぞ」ということが分かったからだ。


ただ、「鹿児島のICT人財を増やす (不足を解消する)」という話ではこれでは足りない。という話も裏の方でしてきた。

2軸が交差する4象限—— 1つの軸は「情報感度の高低」、もう1つは「行動力の有無」——で考えると、今回参加するような学生 (この話は学生で括る必要はないが) は、情報感度が高く、行動力を持つ方だ。俗に「意識が高い」などと評価される方々だろう。高等教育より上に進んでいる学生の全体で考えても少数派であることは想像に難くない。体感では全体の1割かそれよりも少ない数の人々だ。

この一象限の人々にリーチで来ただけでは、到底鹿児島の不足を解消することはできない。もちろんこのことは鹿児島市や企業側も分かっている。ただ、残りの象限にリーチするのがすこぶる難しいのだ。これは身を以て経験しているし、要するにマーケティングだ。

イベントを周知する方法にはいくつかあるが、私のような個人がやれることといえばSNS運用が中心になる (やったことはないが広告などもあるか)。これはプル型の情報提供だ。情報感度が高い人はこれだけでも認知してくれるし、その中で行動力がある方は参加までしてくれる。LINE運用などによる疑似的なプッシュ型の情報提供も組み合わせ、なおかつ他のプッシュの中に紛れないようにする必要がある。ここまででも難しいのに、これで達成できるところは「認知」までだ。マーケティングファネル的に考えると、初期段階に当たる。ここから求められるのは「参加」という成果 (コンバージョン) だ。そうなってくると、素人の付け焼き刃では限界が見えてくる。


私は普段から「友達や仲間を増やしたい」という動機で、このようなイベントには積極的に参加しているし、個人や会社を巻き込みながら開催もしている。元は好きではじめたことなので今後も自分の好きな範囲でやっていくが、ちゃんとやるのであれば仲間を増やしたり市や県を巻き込む、もしくは巻き込まれるのがいいのだろうなあ

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