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鹿児島工業高等専門学校のインキュベーションプログラムにゲスト参戦

今日は鹿児島工業高等専門学校に行ってきた。スタートアップ教育整備事業 インキュベーションプログラム「SPARK」という試みの一つで、今回は「アイデアを磨こう Vol.2」というテーマであった。


この取り組み自体は文部科学省の管轄であり、「高等専門学校スタートアップ教育環境整備事業」という名に現れている通り、スタートアップを通じて高専生の後押しや地域活性化を目論むモノだ。

 本事業は、アントレプレナーシップ教育に取り組む計画のある国立、公立及び私立の高等専門学校(以下「高専」という)に対して、高専生が起業を含め自由な発想で集中して活動にチャレンジできる起業家工房(試作スペース)の整備など、スタートアップ人材育成に資する各高専の戦略的な取組を進めるに当たり必要な経費を補助することにより、高専生の活動を後押しするとともに、学生が地域をフィールドに活動し、自らの技術を用いた地域の社会課題解決に取り組み、地域活性化にも貢献することを目的とします。

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kosen_koudoka/00001.htm


私がゲスト参加した SPARK は、 Startup Weekend を凄く丁寧にしたようなプログラムであり、本日も軽く話題に上がったが「Startup Weekend でいう Day 2 くらい」の温度感だった。参加者にしか伝わらない表現ではあるものの、過去参加者の私は「ああ、分かる分かる」と同意することしきりだった。


今週に鹿児島工業高等専門学校の大型イベントである文化祭が控えており、今はその準備に追われている状況だというのに5グループほどが参加していた。年齢は恐らく10代だけであったように思え、その年からスタートップに関心を抱き、この取り組みに飛び込む行動力に尊敬の念を抱く。


私は、GMOペパボ出の新規事業開発の経験やプロダクトマネジメントの知識を軸にコーチング・ティーチングとフィードバックを行って回った。それぞれの経験や視点を元に考えられたアイディアは、どれも楽しそうに思える。中には当プログラム以前から起業活動を行っていた方もおられたりなどして、話をすることで私自身の刺激ともなって有意義だった。


方向性の定め方やふりかえり方、課題の解像度を高める話、プロトタイピング・PoC・MVP についてなどを中心に、ポジティブなフィードバックと気付きを引き出すような声かけをしたつもりである。ところによっては技術的な壁打ちを行ったりもした。


中にはしんどい内容もあっただろうが、今回のプログラムだけでなく今後に一歩でも前へ進むための何かが残ってくれたら嬉しい。


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