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HHKB 初心者が HHKB Studio を使い始めた

11月の下旬に再入荷した HHKB Studio の予約戦争を勝ち抜き、先日から HHKB Studio (英字版) を使い始めた


先日、HHKB HYBRID Type-S を同僚から借り受けて使用していたが、その体験が良かったのでそのまま予約した形。予約後は2日で鹿児島にも到着し、出荷の早さに軽く感動を覚えた。


キー周りは素晴らしい。やみつきになるのも分かる

さて、使い勝手だが、HHKB 従来の静電容量無接点方式と異なり、HHKB Studio はメカニカルスイッチを採用している。これが一部のコアなファンからは嫌気されているようだ。既存 HHKB との馴染みが薄い私はそこまで違和感なかった。自宅で使用していた分離キーボードは Barocco MD770 英語US配で、これよりもキーストロークが軽い。また、静音性も上がっているように感じる。個人的に好みだ。


分離型キーボードからの移行は、少し肩と首に負担が掛かっているように思う。顕在化していないので様子見だが、キツくなってきたら Studio を買い足す選択肢もありか? 等と夢想する。机の場所や値段的にもかなり厳しめだが。


キーマップの違いも、たまにデリートキーを押し間違えるがかえって小指の移動が少なくなって良い。やはりこのキーマップはいいなあ。


ポインティングスティックは慣れが必要

さて、今回 HHKB Studio を購入へと決断させた肝心の「ポッチ」ことポインティングスティックだが、これは馴れていないのもあるだろうが想像以上に使いづらかった。というかトラックパッドの体験が良すぎるため、そことの相違が少し辛い。特に細かい動きが難しく、例えば Slack でジェスチャーを選ぶ際や、アプリケーションの小さいボタンなどにカーソルを当てるのが大変だ。

あとスクロールの癖が強く、こちらも慣れの問題もあろうが、ちょっとピーキーに動きすぎてしまってこれまでの感覚と大分異なる。

幸いにもポインティングスティックの感度は20段階以上で調整可能なので、今のところ下限から3番目くらいの位置で設定している。この感度調整はキーバインドで即座に調整可能なので、ここらへんの体験はさすがの一言


ポインティングスティックにクリック機能も備えているが、結構強めに押す (感覚的には叩いている) かダブルクリックせねば動かない。ただ咄嗟のクリックには使えるので、慣れは求められるが良い機能だった。


ジェスチャーパッドは癖

ジェスチャーパッドはよく分からない。少なくとも手前の左右に存在するジェスチャーパッドは無効にしたいと考えている。

自宅ではパームレストに阻まれてアクセスできないし、出社時などのパームレストがない環境では手のひらが当たってしまって誤爆してしまうからだ。本体側面の2つは、macOS の仮想ディスプレイ移動や Mission Control を割り当てる使い道が良さそうと思っているが、まだ設定していない。


マウスボタンも癖

最後に、これも慣れの問題なような気がするが、マウスボタン (キーボードの手前に新設された左・中央・右クリック用のボタン) の出っ張りに癖がある。パームレストを置いたらその高さよりもボタンの方が低いためクリックボタンを押下しづらくなり、パームレストがない環境ではスペース押下がクリックに化けやすい。

前者のパームレスト有りの状況では、私のパームレストは手前部分が低くなっているタイプのものだったので前後を反対にしたら多少解消した。後者の方は持ち運び用のパームレストを見繕うかと思っている。


重い

電池抜きの 840g は、シンプルに重い。 MacBook Pro 16 inch や書籍も一緒に運ぼうと思うと体力がつくこと必至だ。


今朝、書籍を抜いた通勤用バッグの重さを量ったところ、6kg だった。3歳半になる娘よりは軽いので問題ない。


まとめ。パームレストは持ち運び用も買おう

さて、HHKB 初心者が購入後数日の使用感をダラダラ述べてきたが、買いかどうかでいうと「私のケースは、買い」だった。

  1. 手の動きを最低限にしたい。マウスへの移動を極力なくしてキーボードだけで生活したい

  2. 机の上をシンプルにしたい

  3. 外出先でも同じ環境で働きたい

これらの欲求が強く、特に 1 の手の動きを最小にしたい欲が強い私にとっては、上記のような癖や難点を感じていながらもベストマッチ感がある。

手の動きを最小限にしたいという欲がどの程度かというと、HHKB が提供するカーソル移動 (Fn + ;'[/ の組み合わせ) だとホームポジションの崩れが嫌だったので、これまで通り R⌘ + hjkl でカーソル移動を行う程度の欲だ。日常的に行うコンマ数秒の動きを効率化するために、HHKB Studio はとても良い買い物となりそうだ。


ポインティングスティックやマウスボタンの癖は、そもそもカーソルに頼るシチュエーションを減らせば良いだけの話だ。それにより効率化も図れる。そもそも、よくよく考えてみたらカーソルに頼るのはシチュエーションは専ら Web ブラウジングとスクロールが主だ。どちらもキーボードで代替できる部分はあるので、これを機に色々切り替えていこう


ただパームレストは必要なので、外出先でも使えるような持ち運び性能に長けたものを用意しようと思う。

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