ふるさとの甘い風
今朝の海は精一杯の輝きと
甘い潮風で心をあたためてくれます
『わたしは故郷に帰るたびに
腹一杯空気を吸いこんで…
ああ、
この町の空気は甘い
といったものだ』
歴史家の奈良本辰也さんの言葉
父の蔵書の棚から見つけた
荒垣秀雄さんの著書『森や山河や海のつぶやき』
の一節です
荒垣さんは半世紀以上前、
朝日新聞の天声人語の著者として
菊池寛賞も受賞した名文家です
想い悩むことがあると
父の本棚の前に佇むのが私のくせ
いつもそこには
ココロをあたためる言葉がひそんでいるのです
被災地のみなさんが、
甘い故郷の空気を
腹一杯に吸うことができるように
早くなりますように…
#奈良本辰也さん #江ノ島 #海 #インストラクショナルデザイナーよしりんの海街日記
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