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暗室作業・古典技法(雑巾がけ技法・サイアノタイプ)の忘備録/ ネットで調べれば大概のこ…

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暗室作業・古典技法(雑巾がけ技法・サイアノタイプ)の忘備録/ ネットで調べれば大概のことは見つかっていたのが、段々することがマニアックになるにつれ調べても出ない=身銭切って自分の手で調べていくことに。願わくば後に同じくマニアックなことを調べる方のお役に少しでも立てますように。

最近の記事

やらかした失敗

【 随時更新予定(ネタが増えないのが一番…いや、増えるなこれ)】 ・現像したら紙(支持体)が溶ける  ・テカテカの紙を使い、薬品が弾かれる ・塗りムラが出たまま焼きあがる ・「できたーー!」というプリントに水滴がつきそこだけ薄くなる ・だったらニス塗ればいいじゃんと塗ったらニスがムラになる ・そもそもネガ段階で反転(白黒・左右)忘れて出力後気づく ・何なら焼いてから気づく ・焼きが甘く、水現像で絵が全部溶ける(残るのは白い紙と絶望感) ・(特に塗り込んだとき

    • ショートカット

      前回の記事で紹介した「SunPrint Paper Kit サイアノタイプ サンアート ペーパー」。大手通販なら大概置いているけれど、大きいサイズ(20x30cm 15枚入り)で最安は今現在Amazonの2,653円のもの。(10x10cm 12枚入りもありますが、こちらの方が割安です) 届いたときに随分どっしりしていると思ったら、印画紙と同じサイズのアクリル板が入っていました。なんという親切設計。ネガと紫外線さえあれば今すぐ始められる! 印画紙は薄い水色、既に片面に薬剤

      • 紙に悩む

        初めてサイアノに触れたのが2010年ごろ。学校の授業で教えていただいたのが出会いだった。「薬剤さえあれば明室で作業が完成する」というのがあり、薬品を購入。そして数年を経て開封の儀を行ったものの、 紙の選択が難しいという壁に当たる。 学校でやったときは画用紙、帆布、ガーゼ地を使い、どれも良好な結果が出ていた。紙が溶けるとか塗りムラが出るとか絵が出ないとかそんなことは想像すらしなかったわけで。そして謎の万能感とともに始めたはずだったのに、紙が切れたり何ならぐちゃぐちゃになった

        • 薬剤を紙に塗るのに紆余曲折

          テストプリントをしようとネガを作り、印画紙を作り。その印画紙作りに少し苦労した。薬剤を塗布のに何を使うか問題。 当初は百均のスポンジローラーを使ってみたら、表面が滑らかでなかったのもあり酷くムラができる。ムラなく塗ろうとすると薬剤が水たまりになる。こりゃいかん。 次に3cm幅の刷毛を使ってみた。さすがにスポンジローラーよりはいいけれど、刷毛の重なりの部分だけ薬剤が厚塗りになる。実際その厚塗り部分は焼いて現像した後もくっきり残ってしまう。均等にしようと何度も塗りこんだらはい

        やらかした失敗

          サイアノ沼のきっかけはCovid-19だった

          冬の終わりかけに世界を恐怖に陥れた新型コロナウイルス。宴会とか会食とか旅行とか、予定がほぼほぼなくなった。年数回の出張もなくなった。 4月末からのゴールデンウィークは自宅で口をあけてぼんやり過ごしていた。とはいえ、そんな休みな休みも人生の中でそうそうあるまい。いずれ収束した暁にはまた激務の日々だ。やれるうちにできることをやろう。そこで思いついたのが、 家中の片付けだった。 数度の引っ越しに連れ歩いた「開かずのダンボール」、「そのうちいつか使うかもしれない」のいつかが来な

          サイアノ沼のきっかけはCovid-19だった

          そうだ、サイアノタイプやろう!

          noteってオシャンティーなイメージあるけれど、雑なのは書いているのが私だから仕方がない。いつもブログやらSNSやら始めるときは少し気取るんだけど、被った猫が長持ちしないのもよくわかったので最初から通常営業でいきます。 で、サイアノタイプ。写真の古典技法のひとつで、いわゆる日光写真です。昔の雑誌の付録についていた「紙の上に絵が描かれたフィルムを載せて太陽に当てると、紙にその絵が出てくるよ!」ってやつです。昔「小学三年生」とかにあったなあ。ドラえもんのとか。あれ、どこ行っ

          そうだ、サイアノタイプやろう!