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自分のご機嫌の取り方。ジェラシーはなりたい事へのフラグ
「諦めるのはまだ早い」は、よく聞く言葉。
人生の折り返し地点をとっくに過ぎた今でも、「諦める」と「折り合いをつける」の区別がよくわからない。それでも、最近発見した事がある。さっさと諦めた方がいい事が一つだけあった。
それは、『他の誰かになろうとする事』
これだけは本当にさっさと諦めたほうが良い。本当にさっさと。
字面で見て、そんなのわかっているよーと、昔から何度も思っていたんだけど、この年齢になってようやく腹落ちした気がする。
今は、人の情報(キャリアや仕事の調子、持ち物、容姿、人生、バックボーンさえも)が、本当に簡単に手に入るから、以前よりも比べやすい環境になっている。
比べては悶々とするんだけど、さすがに年齢なのか、悶々とする事が異常に疲れてきた。
パワーがなくなってきた、と言った方が正しいかもしれない。
悶々とできるのも体力があったからなのね。
当たり前だけど、どうやったってその人にはなれないし、コピーロボットになりたいわけでもない。
そこに自分の有限のパワーを使うのはもったいない。
悶々の中身は「ジェラシー」
そうはいっても、「隣の芝生は青い」の法則は、生きている限り、ゼロにすることはできないだろう。
そもそも、なんで比べて悶々とするんだろう?
私の場合、悶々としている中身の80%は、「ジェラシー」だった。
それでも、感じて悪い感情なんてひとつもない。
そのジェラシー、嫉妬には、ちゃんと理由がある。
じゃあ、なぜ自分が嫉妬するか?を因数分解してみると・・・
ズバリ「自分がそうなりたい」から。
自分がなりたいという状態が目の前にあるのだ。
そして、自分がそうなりたくてもなれないと思い、比べて→嫉妬し→落ち込む。このループをたどる。
「ジェラシー」を一旦受け止めて、認める
ここから、いい着地をするための方向転換。
まずは一旦「自分ってああなりたいんだ」と、ちゃんと認めて受け入れてあげる。
実は、これができると、今度は「ジェラシー」を「なりたい事へのフラグ」へと変えることができるのだ。
トゲトゲだったジェラシーも、棘がパラパラと落ちていくような感覚。
「ジェラシー」の中身を更に因数分解
その次に、そのモヤモヤジェラシーを更に観察していく。
カメラのピントを合わせていくように、モヤモヤの中身を具体的に分解。
「具体的にどの部分がうらやましいの?」
この作業で、「あのステージに立ちたいんだ」とか、「あの姿がうらやましいんじゃなくて、自分の土俵で勝負している事がうらやましいんだ」などというように、ピントが合ってきて、具体的になってくる。
実はそうでもなかった、ということもよくある。
まずはこれだけでも、とってもスッキリする。
(モヤモヤしたダークな想いって、しんどい反面、ちょっと陶酔することができるけど、この作業はその情緒的なものは一切無し…)
・他の誰かになるのはさっさと諦める
・ジェラシーはなりたい事へのフラグになる
というお話でした。
以上
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