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母がカナダ🇨🇦へ行くことで、どれくらいのお金がかかるの??

2024年9月よりカナダ🇨🇦にて、Grade12の娘と母で1年間親子留学する記録です。Grade10より単身で高校留学していた娘のところへ、母が公立カレッジへ通うため合流するという形です。
どなたかの参考になればと思い、記録していきます✏️🗒️

執筆時点での情報です

ということで、何より大切な「お金」のはなし。

ちょうど昨年の秋ごろ、1年間親子留学をしよう! と決意した時に、
ざっくりと見積もった費用があります。

ここで避けて通れない数字が "為替レート"。
この数年は値動きが激しくて、大変振り回されている状況ですが、
ここではひとまず、

              1 CAD = 110 JPY

この記事内での為替レート

として計算します。


ちなみに、この記事を書いている2024年8月現在は、一気に円高方向へ進んでいる状況です。これからしばらく、円資産をベースにカナダで生活する私たちにとっては、短期的にはありがたい動きですが、ここで一喜一憂はできません。得や損という単純な考え方ではなく、しっかりとリスクヘッジをしたり長期的な視点を持っておかなきゃなーと、日々勉強中であります。


ズバリ、親子留学って1年間でいくらかかるの?っていう問いへのアンサーは、この数字がわりと現実に近いのかな、と。

1年間 400-600万円🧐🧐

こちらのサイト↑からの引用です。
ここにも書かれている通り、カナダと一口に言っても広大な国なので、滞在する地域や生活水準によってかなり差がでてきます。

そこで、我が家のケースとして、
学費(親:公立カレッジ)と 生活費(メトロバンクーバー地域)に分けて、概算の見積もりを行ってみました。
我が家独特の視点としては、娘が単身で高校留学していた時と比べて、
"お母ちゃん + 犬" が加わることで、どれだけの追加費用が発生するの?という点です。


学費🏫💸💸 約230万円 /1年間

+ 約3,500CAD・40万円 up!

親子留学というカテゴリーを検索していると、
カナダ親子留学!子供の学費は無償!!
というキャッチーな見出しがよく目に飛び込んできますが、
まぁ、その通りっちゃー、その通りなんですが。。。

まず、うちの設定は、

  • 母 = 公立カレッジ(Post Degree Diploma)

  • 娘 = 帯同する子供として学費無償で高校に通う(Grade 12)

で、娘は昨年度Grade11までは、留学生として学費を支払ってカナダの高校に在籍(住まいはホームステイ)していたのですが、
上記の設定である "親子留学へステータスチェンジ" したことで、娘の高校の学費は無償となったわけです。
こちらの記事で↓手続きの詳細を書いているので、有料記事ですが、必要とされている方はぜひどうぞ!

ということで、この高校学費無償枠へステータスチェンジしたことによる、
1年間の学費だけを単純比較してみると、

娘の高校の学費は無償となり、
母&娘2人分で約231万円、ということになります。

母は、公立カレッジ(Post-secondary)で、Post-Degree Diploma のプログラムを専攻するので、これは高校より上位の教育となるので、当然ながら、留学生としての高校の学費よりも高く、3,500CAD = 約40万円ほどUPします。とはいえ、約40万円 /年 の追加費用を支払うことで、2人が同時に学べると言うこともできます。1人分に割ると約120万円ほどです。

子供さんが複数いるご家庭だと、頭数で割れば一人当たりの学費がどんどん抑えられるということになるので、確かにお得なのかな?という気もしますね。(ただ、後述する生活費は、子供とはいえ人数が増えるほど嵩んでいきます。)
日本で中学受験を選択せず、塾代など受験対策に充てる予定だった教育費を海外での教育に充てるという考え方で、子供さんが小学生の段階で親子留学・家族移住するケースも多いようです。


ちなみにうちの娘は、中学受験もがっつりやって中高一貫の私立中学に通っていたところを、退学して、カナダ高校卒業留学をスタートしたという経緯です。さらに、最後に母までカナダへ来ちゃったっていう。。。
コスパ悪い?(笑)



生活費🏠🍚💸 約470万円 /1年間 母&娘2人で

+ 約24,000CAD ・270万円up!

これが大変なんですよね。実際。。。

親も子も、学校へ通学することは、とりあえずの英語要件をクリアしたりして(足りなければ語学学校へ通うなどの方法もあり)どうにかなりますが、生活費の資金計画、これが親子留学・家族移住で最も重要なポイントとなります。
(充分な資産がある方や毎月の収入源を確保できる方など、お金の心配はほとんど無いという方もたくさんいるとは思います。うらやましー、笑。)

まずは、生活費の中でも大きな割合の占める固定費 = 家賃
これは、liv.rent というサイトが、エリアごとのAverage rentの統計をとって毎月レポートでまとめてくれているので、この数値が大変参考になります。

liv.rent より
2024年7月のデータ

日本(と一口に言っても様々な場所がありますが)と単純比較しても全く無意味だとは思いますが、まぁ、え?これでこの値段??って、腹が立ってくる家賃相場です(笑)。
とはいえ、この7月のRent Reportによると、ここ数年の家賃の高騰がようやく頭打ちとなって、少しずつ下がってきてはいるみたいです。
それでも、1-bedroom を借りるとしても、メトロバンクーバー・エリアでは20万円以上と想定する必要があります。2-bedroom なら30万円近く。。。
エリアを変えれば家賃相場は全く異なってくるので、そこはぜひ、liv.rent の他の地域のレポートをリサーチしてみてください!
メトロバンクーバー(バンクーバー近郊)は、カナダの中でも最も家賃が高いエリアですので、ここより高い地域はないはずなのでそこはご安心を。

というわけで、上記データの平均値から、
1-bedroomで母&娘の2人暮らし+小型犬 = 2,300CAD の賃料と想定することとします。
その上で、その他の生活費をおおまかに計上していくと、、、

母&娘+小型犬で1-bedroomで生活すると、
約40万円/月、ということになります。

ざっくりとですが、私(母)がカナダへ行くことによってカナダでの生活費は2倍超に増大する、ということになりますね。
当たり前です。大人が一人増えるんですから。

食費や日用品などは、私(母)が日本にいても発生する費用なわけで(カナダの方が物価水準は高いですが)、そこは家計全体から見ると支出の主な増大要因ではないですが、諸悪の根源は(←言い方w)とにかく "家賃" です。
なので、親子留学・家族移住のエリアの選定は慎重に。。。
うちは、すでに娘がこのエリアの高校に通っていて、その場所へ行くこと以外に選択肢は無いので、カナダの中でも相当に地価の高いエリアに住むこととなってしまっております(涙)。


となると、少しでも収入を!ということになるのですが、学業の合間にアルバイトをしたり(学生ビザステータスの間は、一定の基準を満たせば、上限はありますがアルバイトは可能です。ただ、うまく職が見つかるか、はたまた時間があるのかは、人によると思います。その辺り、実際に現地での生活が始まったら、実感を書いていけたらと思います。)、リモートで既存のお仕事を続けられる方もいるでしょうね。


というわけで、母&娘+小型犬で1年間親子留学する費用の見積もりとして、

  • 学費   約 21,000CAD (230万円)

  • 生活費  約 42,600CAD (470万円)

という数字が出ました。
娘一人を高校留学に送り出していた時と比べて、母が合流することで、たとえ高校の学費が無償となったとしても、
追加費用が310万円ほど発生するということになりました。
何度も言いますが、この最も大きな要因は、メトロバンクーバーエリアの家賃がかなり高い水準であるということにあります。

この費用に加え、初期費用として、

  • ビザ申請関連費用

  • 渡航費用(航空券代)

  • 賃貸物件のデポジット費用

  • 引越し費用(輸送費・家具購入など)

などは、想定しておかなければなりません。


最後に、カナダ親子留学・公立カレッジというと、Post-Graduate Work Permit につながる話題となります。
私自身は、それが目的の留学では無いので(1年間、高校生の娘と暮らす&カレッジに通ってリスキリングすることが目的。その後は日本へ帰国予定。)、PGWPの観点からの考察はできないのですが、公立カレッジを卒業してPGWPを最長3年間持てて、現地で仕事に就き、就労経験を積んで永住権取得までつながれば、この学費&生活費はそこへの初期投資とも言えるでしょう。
ただ、このPGWP、改正(改悪?)されることが、ほぼほぼ決まっているので(ただ、現段階では詳細は全く未定の状態です。)、そのあたりは、個々人の状況に応じて、移民コンサルタントさんなどと一緒に方向性を練る必要があると思います。


以上、本当にラフな個人的な試算でしたが、実際のお金周りの状況など、これからも、随時アップしたいと思っています。

こうやって書き出してみることで、現実が見えて非常に恐ろしくもあり、一方で、しっかり頑張らなきゃと気が引き締まります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は、もうちょっと楽しいお話も書いていきたいと思います!


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