ギターを弾く上で握力は重要か?

今日はギターと握力の関係について、僕なりに思うことを書いていきます。

音が〜トーンが〜海外が〜気持ちが〜

なんて色んな言い草を並べるおじさんは沢山いますが、そんな事はどうでも良い。

ギターを弾くという「動作」に違いはないわけで、動作が「全く同じ」なら、確実に同じ音に近づきますので。

特に日本人離れしたトーンが出したい人なんかは、今回のお話はすごく為になるのでは?と思います。

ギターを弾くのに握力は必要か?
結論から言うと、必要です。

全く無関係ではないので。

女性でも弾けてるじゃん、と思う方もいると思いますが、彼女たちの努力の結晶です。

あとはデジタルの力も使ってます。これはぶっちゃけた話。

デジタル系の機材が出る前、ガールズバンド界隈ここまで盛り上がってなかったでしょ?

特にアンプがハイゲインでない時代、70、80年代なんかは

ギター、アンプ、というシンプルな組み合わせで良い音を出すって、やっぱりある程度パワーがないと不可能です。

いまでこそ、便利な機材が増えてきてハードルが下がったと思います。

どれくらい必要?
少なくとも、30kg。ハードロックとか激しめの演奏をするなら40kgぐらいは欲しいです。

僕も色んな生徒さん見てきましたが、握力が30kg以下の人って、シンプルに「力が入らない」という壁にぶつかってしまいます。

もう少し力があれば、という状態に陥りがちでした。

注目して欲しいデータ

で、よく言われる「外国人は骨格や筋力が違う」説ですが、ここでデータを元に考えていきます。

参考にしたのはこちら↓

ちょっと年齢層高めですが、こんな感じです。

まず欧米諸国から。下は南米です。

画像1

最もプレイヤー人口が多そうな欧米諸国の平均がこのくらいです。

男性で50、女性で30という感じですね。

続いて日本はどうでしょう。

画像2

日本というよりは、アジア圏のデータですが、ちょっと弱いのがわかります。

あとはこちらも参考に↓

画像で見るとこんな感じ。

まずは世界平均から。

画像3


日本の記録。

画像4

データからわかること

全世界で平均をとると、まぁそこまで大きな差は無いんですが、最初の国別の平均なんかは特に参考になると思います。

日本の平均と10kgぐらい違いますよね?

あとは、下のデータでわかる男女の差です。

世界平均なので、日本と大きく差はありませんが、日本の平均だと30kgを1度も超えません。

僕が思う基準値である、30kg、できれば40kgは欲しい、という理由がここです。

特に、女性にとっては壁になり得るし、日本人男性も「外国人みたいなトーンが出ない」と嘆く理由も、ここに繋がってくるんじゃないか?と思います。

握力が弱いという事は指の力の弱さであり、指の力の弱さは運動能力の弱さに繋がります。

最大50kgの握力の人が30kgの力を出す時

最大30kgの握力の人が30kgの力を出す時

確実に余裕が違いますよね?

ここは決して無視できないデータだと思います。

握力の恩恵​

参考までに、僕の握力は約80kgです。

昔は40kgも無かったと思いますが、増やしました。

理由としては、腱鞘炎です。両手とも腱鞘炎になったので、どうしようかなぁと思ってたんですが

そんな時に北斗の拳を見まして「ケンシロウぐらいの筋肉があれば、腱鞘炎なんてならないんじゃないか?」と思って鍛え出しました。

するとどうでしょう。見事に腱鞘炎にならなくなりました(笑)

まぁ1番真っ直ぐで地道な所なんですが、逆に言えばそこさえ辿れば絶対に失敗しないんだと感じました☀️
握力には種類がある

握力には実は種類があります。

・クラッシュ力→これがいわゆる握力測定の時に測られる数値ですね。握り潰す力の事です。左手のフィンガリングに生きてくるかなと思います。いわゆる第三関節とか、MP関節と呼ばれる所を動かすのに使うかな。
・ホールド力→ものを持ち続ける力です。コードフォームを維持したり、ベンドした弦を揺らしたり、そのまま保ったりするのに使います。
・ピンチ力→指先でものを摘む力です。ギターでは1番お世話になるかな?右手のピッキングなんかは特に影響しますね。

大変だなと思うかも知れませんが、これら3種類を別々に鍛えると言うよりは

握力を鍛えられる動作をしていると、勝手に全部育っていく、という感覚ですね。

流石に個別に狙って鍛えるにはピンポイントすぎます(笑)

そんな握力のトレーニング方法!

これは長くなるので次回に別の記事で書こうと思います。

まぁだいたいはGoogleで鍛え方検索すれば出てくると思いますが(笑)

実際にやってみた動画とかもつけていこうと思います。

まとめ

握力と音は無関係とは言えません。

欧米人のような音が出したければ、欧米人のような握力をつけてみて下さい。

確実に何かしらの手応えがあります。

僕がそうでしたから。40kg無いところから今に至るまで、ギターを弾くことがどんどん楽になっていってます。

僕は出音がなんか違うとはよく言われますが、多分そういう事なんだと思いますね☀️

MAX80kgの人と50kgの人、これだけ数字が違えば音も変わってくるものです。

それでは次回をお楽しみに!


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