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燕雀の志22

 2019年11月9日(土)、日本プロ麻雀協会第18期の雀王が決まった。堀慎吾。稀代の天才と言っていいと思う。
 堀は第9期の入会。鈴木たろうとはもう20年来の付き合いで、
「協会に、強い子が来るよ」
という、たろうにしては絶大ともいえる評価と共に、競技麻雀界に踏み入ってきた。
 今RMUのタイトル戦で採用されている「新決勝方式」の元々の考案者と言えば、彼の麻雀に対する造詣の深さをうかがい知ることができるだろう。堀がまだ協会に入る前に考えたアイディアを、後にたろうがRMU代表多井に進言し、多井が形にして実現したのである。

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