「風雲児たち幕末編」32巻 生麦事件でイギリスが本気を出していたら今の日本はなかった
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明治維新は、志のある立派な若者が、愚かな旧体制を打倒したみたいなストーリーとはぜんぜん違う。
この当時の幕府はそれほど愚かではなかった。一方で朝廷はまじで愚かだった。愚かなのに絶大な権力を持つ朝廷と学のない浪士たちが組んだことで本当に国が壊れるところだった。
しかし、この当時はごく一部の超賢い人達が、愚かな曲がりなりにも厄介な朝廷や浪士を乗りこなし、さらに幕府側にも賢い人達がいた、この人たちがなんとか協力してギリギリのところで国の崩壊を防いだというのが本当のところだろう。
おそらくこの時のヒヤヒヤな思いから、日本の為政者は「民衆」はおろか「武士」すらも信用しなくなったのではないかと思ったりする。実際、維新後に最初に行われたのは徹底的な武士への弾圧と朝廷への介入であった。
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