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男性でも女性でも、弱者が弱者のまま肯定されるなんてことは難しい。むしろ「弱者であるが故に求めらる」ケースは危険だと思う

うーん。私が「弱者~~論」に興味を持てない理由が詰まったようなつまらない記事だ。まじで全く興味がわかない。

なんか、もうスタート地点から間違ってるというか。やっぱり昔の日本って自分たちが想像してるより遥かに豊かで余剰がたくさんあったんだろうなって思う。おかげで、考え方がおかしくなってる気がする。


「弱者~~論」を考えるときって主に3つの側面が重要だと思うんだ。


他にも切り口だけなら無数にあるだけれど、優先度は明らかにこの3つが高い

・人口動態面(最近は少子化対策も関係)
・経済面
・福祉・防犯面
・(道徳面?)

けれど、どれにも当てはまらない「主観」レベルの意見が多くて、「主観で自分が弱者だと思ってます」と言われても「君はどの面で助けてほしいのかわからないから困るよ」ってなるだけなんだよね。

なんか道徳面とか差別がどうとかを絶対視して、「差別だー」って喚けばこの優先度をひっくり返せると思ってる人がいるみたいだけど、そんなわけないからね。

社会道徳って極論、社会を維持するために必要な要素であって、上の3つを脅かすレベルで反差別だとか道徳だとかを唱えたところで、「表面上は」受け入れてくれても結局何も変わらない。

そもそも道徳って人によって変わるからそんなもんを社会の中心にするのは難しい。「反ワクチン」だって、彼らの中では最高に道徳的な行為なわけでね。反ワクチン者を疎外するのは彼らにとって差別だし、反ワクの人たちは基本的に弱者だけれど、その人達を守るべきだと思う?限界があるよね。

優れた企業組織が道徳を最上位においてるように見えるのは、見えないところで組織が盤石になってるから、それを最上位においている「ようにみせかける」余裕があるというだけだよ。


なので、基本的に上の最重要な3つにカスリもしないことをいくら喚いても「お前の中ではそうなんだろうな。お前の中ではな」で終わるんですよ。

人口動態面

マクロ的な観点でいうと、フェミニズムってのは元々女性が権利の主張とかいろいろ述べてたところに男性だけではリソースが足りなくなった社会が「女性の中にも有能なやつがいるから活躍してもらわないと……」となり始めたことで利害が一致したから発展してきたと思ってる。

特に日本は長い間デフレが続き、そのせいでずっとメンバーシップ型雇用形態かつ「ブラック企業」的な運営から抜け出せなかった。こちらが変わっていかなかったからフェミニズムがどんだけ叫ぼうが、受け皿部分が女性二配慮する形に変わりにくかった。

また、同様に最近企業や組織が育児に対して積極的になってきて女性を優遇するようになったのも、少子化があまりに問題になりすぎて、国も女性に配慮せざるを得なくなったから。「出産する意志がある女性の価値」がものすごく上がったということ。

他の国はもっと早い段階から対策してたけど日本は遅かったよね。

いずれにせよ、こちらの面では今後急速に女性に対して配慮が進んでいくと思われる。別に今までのフェミニズム運動が無駄とは言わないけれど、フェミニズムよりも遥かにこちらの方が影響力がでかいのは言うまでもない。

真剣にフェミニズムを推進したいなら、こういうマクロ環境についてなんの理解もないような人間の言うことは誰も真面目に聞かないということは理解しておくべきだ。

経済面

これは経済面でも同じ。女性が家計の財布を握ったり、自分で働いて自分で消費するようになるとそういう女性が多い分野から女性を優遇するようになった。腐女子様優遇とか映画のレディースデイとか、レストランにおけるお母様にも喜んでいただけるモノとかスープストックトーキョーとか。そっちのほうが金が儲かるからそうなってる。

これは真面目な話、ネットでツイフェミ活動頑張るより、夫と交渉して財布を自分で握って、自分が大事だと思うことにお金を使うほうがよほどフェミニズムとして効果がある。結婚してないのであればお一人さまとして消費活動を頑張るでもいい。こっちのほうがよほどフェミニズムを推進する動きと言える。

やかましく男を批判しなければフェミニズムじゃないとか、差別にわかりやすく反論しなければフェミニズムじゃないとか言ってる人たちは「有害な男らしさ」ならぬ「有害なフェミニズズムらしさ」だとか「toxic feminism」って言われても文句言えないと思うよ

私は前から思っているけれど、ツイフェミなんかより、一般の家庭で夫と向き合って対等に話をしようとしてる主婦の人のほうがよほど賢いと思う。一人で自立して生計を立て、自分の好みで消費活動をしてる人のほうがよほど偉いと思う。 ツイフェミは逆にそういうところから逃げてる人が大部分ではないのか。どっちのほうが尊敬できるかというと言うまでもない。

もちろん、社会構造的に女性が圧倒的に不利なのは事実であり、出産のことを考えると男や夫に頼らず生きていくことが難しいというのは間違いない。であれば「自分で頑張るべき部分」と「社会に改善してほしい部分」は区別するのがフェミニズムの第一歩のはずだ。

ところが、ツイフェミの大半は「自分で何とかするべき問題」を男全体にぶつけてるような情けないカスみたいな人間が多い。こんなん同じカス通しで傷を舐めあってるだけでしょ、となるからただの互助会にしかならない。こんなものはフェミニズムではない。

福祉・防犯面

子育てや貧困問題についての議論はとても重要だ。性犯罪被害などの対策もすごく重要だ。こちらの議論についてはそれなりに議論が進んでいると思うがまだまだ不十分だと思う。

もちろん個人個人で気をつけるべき面もあるけれど、やはり社会でカバーするべき問題は多い。こういうところはフェミニストのかたがたの頑張りどころだし、男たちも積極的に協力すべきだ。

と思っていたんだけれど、Colabo問題がなあ……。実際、みんな同じように考えていたから、思想的なクソっぷりに目をつぶってColaboを応援してきた人たちは多いと思うのだけれど、今はかなり下火になってきたと思う。

ただ、この分野における政府の支援やNPOなどの活動はとても重要なのであり、はやくあの問題が片づいてほしいなと思っている。

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