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じゃあ私はビッグモーターについてレオパレスの事例と比較してみることにするね


うーん。これはこれで面白かったけど、グッドウィルよりレオパレスの話をしたほうが良いと思う。


私はレオパレスはつぶれると思ってた

相続税の節税対策として賃貸アパートの建築が増えていましたが、賃料減額を巡るトラブルも増えていました。そこで、2018年3月に消費者庁と国土交通省は、サブリース契約に関して注意喚起をおこなったのです。そして、2020年4月の民法改正を踏まえ、国土交通省は賃貸住宅標準契約やサブリース契約に関して改定をおこないました。そして、連帯保証人の保護に関するルールの義務化や敷金および原状回復のルールの明確化、建物の修繕に関するルールの創設などがおこなわれたのです。レオパレス21が経営難に陥った要因は、ビジネスモデルの限界やサービス提供者への誠意の欠けた対応などありますが、法律の改定による外部環境も影響した


レオパレスが救済された理由は「資金繰りさえなんとかなれば回復は可能」「十分に価格が下がっていた」「創業者の支配力が低い」

フォートレス・インベストメント・グループからの支援を受け入れると9月30日に発表しまいした。。融資と出資の合計で570億円となる支援によって、レオパレス21は経営の立て直しを目指します。第三者割当増資で約120億円、新株予約権付融資で300億円を資金調達。さらに太陽光発電事業を手掛けている連結子会社レオパレス・パワーが150億円の優先株を発行

この時の救済条件は、年間54億円の利払いです。

300億円の融資の利率は、年14.5%です。「入居率が一定の基準を満たしている場合は年10%」という条件がついているものの、年間30億円~43億5000万円の利払いが発生します。

簡単に言えば、フォートレスは、「債務超過でつぶれそうだった企業が倒産を回避できることによる値上がり益」だけで十分に利益を得ることができ、かつ毎年10%以上の利払いが得られるために勝てると思ったからやったわけですね。

こういう条件であれば「事業自体は要らなくても投資価値はある」ということで、純粋に投資会社がお金を出すことになったわけです。

それにしても普通に復活してくるのすごいな。

これに対して、ビッグモーターはどうなるかというと……

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