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弁護士ドットコムニュースのこと

のトップコメントが

tnakamura え、弁護士ドットコムって上場企業なんだ・・

うっそだろお前……

弁護士ドットコムって決算のたびに市況株二階建てでコスられてるんだけど。

今更になって「弁護士ドットコムって上場企業だったの?」みたいなことを言う人が出てくること自体はまぁいいとして、「そのコメントがトップになる」のはさすがにおかしいでしょ。

あれか?いつもの「で?誰?」みたいな皮肉のつもりでスター押してんの?

はてなブックマーク経由で市況かぶ2階建て見てる人ってどこまで読んでるの?タイトルだけ見てコメントしてる?

謎過ぎますわ……。



※以下は市況株二階建てのまとめにも書かれてる内容と重複するのであんまり意味ないと思うけれど、一応弁護士ドットコムについて書いておくね。


弁護士ドットコムはアフターコロナバブルの代表格

マザーズの時価総額5位やぞ。時価総額2000億企業様やぞ。日経225採用企業であるDeNAとそんなに時価総額変わらへんのやぞ。


売上が53億で、営業利益1.7億なのに時価総額2000億やぞ。PER1000倍越えてるマジキチ企業やぞ。(狂ってるのは投資家)

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せっかくなのでめちゃくちゃ簡単に説明。


弁護士ドットコムは「弁護士ドットコム」だけをやってる企業じゃないというかむしろ、弁護士ドットコム以外の方が重要だぞ

ちなみに弁護士ドットコムだけど、「弁護士ドットコム」事業自体は完全に頭打ちだぞ。

①はてながもはやはてなブログやはてなブックマークは全く主力と見ていない

②NewsPicksをやってる「ユーザベース」がすでにNewsPicks以外の事業が主力

③朝日新聞の主力が不動産業

とかそういうのと一緒で、弁護士ドットコムの主力はもともと弁護士仲介サービスだったし、弁護士ドットコムニュースは主力でもなんでもない。PV数は弁護士の「有料会員」集めをするための餌でしかない。

基本的にメディア企業として有名な企業は、きちんと「何が利益の主軸か」は見ておくといいと思うよ。


実際、弁護士ドットコムのサイトは「専門性」を武器にして伸びてきたはずなのに、最近はより「専門性」を大事にするようになったはずのgoogle検索から優遇されにくくなってきている。

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そして、後述の理由で抜本的な改善をする予定はないと思う。こっちの事業はもうそれほど伸びることはないし伸ばすつもりもない。

看板が弁護士ドットコムである以上、決算資料の見栄え的に弁護士ドットコム全体のPV数が下がるのはよろしくないから「見かけ上の数字」さえよければいいんだと思う。


編集長は「煽りメディア・情報の裏を取らずに垂れ流し」で知られるJ-CAST、ニコニコニュースの編集長をやっていた亀松氏

「2013年には、朝日新聞社出身でJ-CASTニュースやニコニコニュースで編集長を歴任した亀松太郎を編集長に迎えてニュース記事を強化。」なるほど。煽ってなんぼのカメマツが仲間引き入れたのか。そりゃ傾いてくわな。
ジェイ・キャストで学んだのは、徹底したコスト意識だ。新聞やテレビなどの既存メディアに比べると、ネットメディアの予算はかなり小さいのが現実だ。限られたリソースのなかで、最大限のパフォーマンスを達成するにはどうすればいいのか。それを追求するマインドとノウハウを、試行錯誤しながら体得していった。弁護士ドットコムニュースでも、いかにコストをかけないで新聞社やテレビと渡り合えるようなニュース記事を作るかが課題だ。
最初はどちらかというと編プロという形で、記事は外部のライターに書いてもらっていました。しかし途中から、安定して記事を出していけるようにしようと、内部に比重を置く体制に切り替えていきました。現在の編集部の専従スタッフは5人。毎朝編集会議を行っています。

スタッフは元司法試験挑戦組などで司法知識がない人たちではない。

かといって専門家ではない。

コストを削り、小人数で大量のニュース記事を配信するようにしている以上いちいち細かいチェックとかしていられないのでしょう


左に傾いてるみたいな指摘は眉唾で、多分編集者はそんなこと考えてないと思うよ。

J_J_R あの記事一本をもって弁護士ドットコムはパヨクだとか一般化するのは随分短絡的でアホ、PV目的もあるし会社としての政治色なんかないと思う。伊是名氏とは反対の記事も掲載してる。

方向性が偏ってると見るべきではなく

専門性をうたっているが書いているのは必ずしも専門家ではなく、チェックがおざなりである、という点だけを問題視すべきだと思う。



追記。今の編集長は新志有裕さんでした。ごめん

「弁護士ドットコムを知ってもらうという意味で、多くの人に届くために面白さも重視して作っています」(新志有裕編集長)

2003年から2010年まで西日本新聞社で記者として働いた後、マーケティングリサーチ会社での研究員などを経て、2014年5月、弁護士ドットコム株式会社に入社。2015年4月よりニュース編集部部長。2016年4月からは弁護士ドットコムニュース編集長も担当。
2019年4月より執行役員に就任。
配信の最大の目的は弁護士ドットコムの知名度アップ。ヤフーニューストップに載ればとんでもない数の人の目に触れる、そのための編集部まで社内に作った。新聞や週刊誌の記者をやっていた人達を集めたエキスパート集団だ。「東京スポーツ」出身の塚田賢慎は「東スポで働いていた人間が法律をきちんと分かっているはずがない。弁護士に相談もできないような立場に近いところにいたので、困っている方の素朴な疑問に親身になって寄り添えるかなとは思います」と言う。




実はこっちの弁護士ドットコムはもうそれほど重要じゃなくなっていて「クラウドサイン」を主力に据えつつある

これから契約は「はんこ」が減ってきて電子契約に置き換わるから、その電子契約を支援するクラウドサービスを提供してる弁護士ドットコムはどんどん伸びるという前提でアホみたいに高い評価をされてるんやぞ。

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ちなみに、本当かどうかは知らんけど、本人は電子契約市場は4000億って言ってるぞ。

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でも、4000億市場の内の売り上げ5.5億しかないのに自分たちが電子契約市場のリーダーだって自称してるぞ。 しかも業界のリーディング的な立ち位置を主張している割に、売上を伸ばすためにはそれ以上の販管費が必要になってて、今はとっても厳しい状況だぞ。

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それでもこれだけアホみたいに評価されてるのは、日本と違ってアメリカでは本当にこの電子契約市場が凄い盛り上がってるからだぞ。

アメリカでは「ドキュサイン」っていう企業があってこちらは時価総額が3兆円くらいあるぞ。(なお売り上げは900億程度の模様。売り上げの30倍以上の時価総額)

何が言いたいかというと、「弁護士ドットコムを弁護士ドットコムだけやってる企業」として認識したらダメだぞってことだぞ。


他にもいろいろやってるけどクラウドサイン以外は伸びないってのは自分たちも認めてるぞ。

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多分もう少しクラウドサインの売り上げが上がってきたら、会社名ごと変更してくると思う




まぁそれはそれとして。

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