見出し画像

【自己欺瞞から抜け出すための心理学】「りりちゃんよりも騙されたおぢのほうが悪い」と強弁する人を見て思うこと

この記事では

・話をする前提として「箱」の法則の説明をした後で

・北原みのり氏などについて思ったことを語る

という構成になっています。


まずは「箱」の話をざっくり1分でチェック

自分がちょうど新入社員の頃に流行った本に「箱」という本があります。
この本はミリオンセラーになり、何度も改訂版が出ています。

この本は一言でいうと「自己欺瞞から抜け出そう」という本です。
小説形式で「自己欺瞞から陥るパターン」を列挙し、そこから抜け出すプロセスを語っていました。

STEP1:スタートは自己欺瞞



STEP2:自己欺瞞を始めると、次に「自己正当化」を始め、他者のせいにしはじめる


STEP3:自己欺瞞を続けているうちに、それが「デフォルト」になり、罪悪感ややましさを感じなくなる(自覚が薄れる)


STEP4:常に自己正当化し、他者を攻撃するようになり、他人にも被害者意識を感染させてしまう

STEP5:常に自分のことだけを考える状態になってしまい、周りが全く見れなくなる

EX:箱から出るのは簡単で、「自分が箱の中にいる」と認識すればよい

問題なのは箱から出る方法ではなく、再び箱の中に入らないようにすること。

ここがすごく大事なんですが、

この「箱に入ってるかどうか」の判定はめちゃくちゃ厳しくて
世間的に良いと言われることをやっても駄目なんですね。

何をやっても箱に入ることになります。
1~3くらいならなんとかなる人も多いでしょうがそういう人たちでも、謝ったり、話し合えばなんとかなると思ってる人多いんじゃないでしょうか。

しかし、実際は謝ってもNG。話しあおうとしてもNGです。それだけでは自己欺瞞から抜け出せない。自分に嘘をついてる状態のまま。

そりゃそうですよね。心から「悪い」と思えてない状態で謝っても意味ないし、本当は尊敬してないのに「尊敬してます」っていってもそれは自分の心に嘘をついてます。

結局「自分は悪くない」「相手が悪い」と思ってる限りは、何をやろうが自分は箱の中に入ったままです。


ちなみに、この「箱」ですが、要するに「メタ認知が出来てない状態」ということです。


自己欺瞞から抜け出すためには、自分以外の視点を取り入れる必要があります。

そして、

「自分が他人だったら、今の自分を見たらおかしいと思う」

「自分が他人だったら、今の自分とは違う考え方をする」

という可能性を受け入れることです。

別に自分の考えを否定しなくても良くて、「今の自分の考えよりよい考え方ができるのではないか」と考えられるかどうかが大事です。

まぁメタ認知の話はまた別の機会に話しすることにします。



というわけで、前置き終わり。ここからようやくタイトルの話です。

とはいえ、「頂き女子りりちゃん」の話ってぶっちゃけ、どうでもいいんですよね・・・もうすでにやる気が無くなっている。

適当に書くので、読みたい人だけ続きをどうぞ。






「りりちゃんを擁護」「おぢの方が悪い」と言っちゃう人は自分がどれくらいヤバイことを言ってるのか分かってない


なんとなくだけれどこの件でりりちゃんについて「パパ活や頂き行為でお金をもらっただけ」程度の話だと認識している気がする。 全然違っていて、これは「組織的な詐欺の元締めが逮捕された」という話である。

つまり、これは「統一教会」と似たような案件なのである。
(正確に言えば今回は組織犯罪法ではなく、あくまでも単身での詐欺罪であり、詐欺罪+詐欺幇助との併合で最高懲役15年のうち13年の求刑で、その7がけで9年の実刑になっている)


コレを認められない人は、りりちゃんが、インターネット越しではバカにしか見えないし脅威じゃないと感じているから甘く見ているのだろう。


実際はりりちゃんの詐欺手法およびそのマニュアルはかなりレベルが高い。


放置していたらさらに被害者が拡大していたと思われる。


というか、りりちゃん界隈は上記記事でまとめているように3年以上前の2020年からすでに問題視されていた。当然おなじようなことをやってるのはこの人だけではないだろう。むしろ逮捕も裁判も遅すぎたと言える。

ここから先は

1,159字 / 5画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?