「Landreaall」を一緒に読んでみませんか(2/11) 番外 : ルーディ誘拐編
何度もブログのほうで「一生ものの宝物となるような素晴らしい漫画」として推してる「Landreaall」の紹介です!今回は3回目。
DXが、王位継承権をめぐる戦いに巻き込まれる最初の事件です。ネタバレ全開で語るので、ぜひnoteで読む前に実際に読んでみてほしいです…。
DXの秘密を知ったルーディーが何者かに誘拐される事件が起きる
ルーディはDXの初恋の人(DXが女のコだと勘違いしていただけ)である。彼はめったなことでは知られてはいけないDXの真の名を知っており、これが理由で何者かにさらわれてしまう。
この秘密を守るため、DXの護衛である「六甲」や、DXを王位につけたい選帝侯である「アニューラス」がまずルーディを口封じしようとするがこれは何とか押しとどめる。
ここからの展開が、あっさり描かれてるけどミステリーとしてとても巧みなので面白い。
ルーディーをさらった連中の事情はとても複雑
ルーディーは大商人である「カディス」家の宝石職人である。大事なのはこのカディス家。
①これに対して、カディス家を疎ましく思う「レンディル・リスデン」という貿易商がおり、この人物が選帝侯の一人「タリオ」家のユリアナ様と不倫関係であった。
②また、ルーディは宝石職人として優秀すぎて、同窓生のヒューイという人間に疎ましく思われていた。
③ヒューイは、ルーディが試験を受けられなくなるようにというくらいの軽い気持ちで「タリオ」家に密告した。ヒューイはもちろんルーディを殺すつもりはなく、王家を守るためにルーディが一時的に隔離されればよい、くらいのつもりだった
④「タリオ家」に出入りしていたレンディルがその情報をつかみ、「カディス家」を失墜させるためだけに、ルーディを殺し、DXを呪おうとした。
⑤結局呪いは発動するが、DXには「火竜編」で得た加護があるので何とか助かった
⑥犯行の現場を押さえるものの「ユリアナ」は司法取引によって無罪となる。
⑦呪いは完全に防ぎ切られたわけではなく、DXは病に倒れる。大勢の人間が協力してDXの呪いを解く
ここ好きポイント:私が本作を特別に推すのは「大人」の描き方がとても良いと思うからです
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