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我らがDLSiteを擁するゲオHDが66.8%増益の大幅上方修正!

超絶割安銘柄のゲオHDさん、ついにゲオの減益を2ndStreetがカバーする展開になってきましたね!

22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比39.1%増の66.4億円に拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の45億円→80億円(前期は47.9億円)に77.8%上方修正し、一転して66.8%増益見通しとなった。
 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の25億円→60億円(前年同期は8.9億円)に2.4倍増額し、増益率が2.8倍→6.7倍に拡大する計算になる。


不採算店がかなり減り、店内の業態転換もかなり進んできて、少なくともゲオ事業で損失が出なくなったので、2nd STREETの伸びが純粋に利益につながるフェーズへ


DLSiteの利益は持分法適用で「営業外収益」に計上

この11億の中に含まれています。


経常利益が60億~70億億出せる体質になり、PBRは0.7倍と割安。しかも今後DLSiteの貢献が伸びる可能性があるという状況で、時価総額は520億程度

PBRの算定は簿価なので、土地や建物の価格下落などの心配はありますが、むしろ不動産価格は値上がりしていますので完全にネットネット株と言えるでしょう。

配当が2%と低いのが気に入らないのですが、それを除いては非常に割安な株価水準となってきました。現物での長期保有ならかなり美味しいです。

信用倍率が高くて高値でつかまってる人がまだ多いのでしばらく値動きは重たいはずなので大儲けは期待しない方がいいですが、「さらなるイノベーションでゲオの存在が完全に不要になる」みたいなことがなければ、現物で保有してじっくり付き合っていきたいですね。

最も恐ろしいのはディスカウントMBO

ここまでいい点を述べてきましたが一つだけ気を付けないといけないことがあります。それは経営陣が株価を上げるつもりが全くないどころか逆に押さえつけている場合です。

なぜなら、去年ゲオは業績がやばいからといって配当を減らしたのに、今回この業績で配当を元に戻さずに維持してきたからです。

はっきりいって、株価が安すぎる。
ここまでくると「経営陣がMBOして上場廃止するつもりではないか」という気がするんですよ。なので意図的に株価を押さえつけている。しかもPBRが0.7倍のまま放置されていることから、ディスカウントMBOがあり得るのも厄介です。


この極悪MBOで最も有名なのが幻冬舎です。

幻冬舎は最初から、株式市場からお金を奪って逃げるつもりだったとしか考えられないような感じでしたし、ここ最近そういうMBOが何件か増えてきています。ゲオも、ある時期から株価対策を全然行わなくなり、むしろどんどん減配を行うなど株主軽視の姿勢が目立っていました。

なんだかなー。

DLSiteはここからある程度の利益貢献が求められるかも?


DLSiteが今まで利益度外視で顧客拡大戦略を取れたのは、ゲオ本体が業態転換中で、株価対策をそれほど真剣に行ってこなかったからなのですが……

もし仮に株価が上がり始めると、株価にうるさい投資家が注目し始めるので、ちょっと面倒くさいことになるかもしれませんね……。私は配当アップよりDLSiteのボーナスの方がでかいのでここは悩みどころw

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