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「男らしさから降りてもいいよ」なんて言葉を安易に口に出す行為は「私は何も考えてないけどフェミぶりたいだけのアホです」って言ってるのと同じ

まず最初に言っておくと、この女性に噛み付いてる「弱者男性」とか「アンチフェミ」はカスしかいないと思っている。弱者男性が好きな人間などいないという現実はいくら頑張っても変えようがない。そもそも群れをなして一人の女性をよってたかって揶揄するような行為をしておいて、何が弱者男性だと。弱者男性と言いながらめちゃくちゃマウント取ってんじゃねえかと。

改めて弱者男性とかアンチフェミを強調とする人たちは嫌いだと思いました。まずこれが大前提。

次。話題となってる「しほり NY→LA @shihori94」氏だけど、この人に限らず、自分が考える「男らしさ」とはなにかを定義せず「男は男らしさから降りても良い」と喋り始める人多いけど、アホかと思います。

この喋り出しを行った時点ですべてが無駄になる。

当然定義もしてないふわっと言葉で語られるのは願望とかスローガンのタグ位にしかならず、そんなもので議論はできないんよな。


もう何回も同じことを過去に書いてるから簡潔に

フェミフェミしてる人が言うところの「男らしさ」というワードには裏側に「有害な男らしさ」とか、あとは「男のホモソーシャル」という上野千鶴子が提唱した概念があるわけ。

上野千鶴子が広めようとした「ミソジニー」という概念は「女憎悪」のことではない。それよりも「男のホモソーシャルを重視する態度」の方に批判が向けられていたことはちゃんと理解してたほうが良い。コレわかってない人が上野批判とか言っても「お前何も分かっとらんやん」ってなっちゃうので。

んで、上の人は深く考えてないんだろうけれど、大抵の人が言うところの男らしさというのは「男が、女のことよりも男社会の中での立ち位置を最優先に考えること」ということを指してると考えられる。

しかし、「男らしさ」という言葉を使うと、個々人の特徴としてのマッチョであるとか、勇敢であるとかそういうのを無意識に混ぜ込んでしまうので、これで議論がわけわからなくなるというわけ。

なので、最初から「男らしさを捨ててもいい」という表現を使うのではなくて「男社会で認められることを優先する態度を変えてほしい」「男社会に奉仕するだけじゃなくて女のことももっと大事にしてほしい」という表現を使ったほうが良い。特に弱者男性に対して呼びかけてるんだから、間違いなくこの意味でしょ。ちゃんと自分がそういう発言をしてることをごまかさずに自覚すべきなんですわ。

ただ、この場合、「男社会の立ち位置を捨ててもいい」って言ってるんだから、じゃあその人は何をもって立てばいいのかを提示する必要があるよね。そうでないならただの無責任クソアドバイスにしかならない。なので、ちょっとでも頭が回る人は安易に「男らしさを降りてもいい」なんて表現は使わないんですよ。そういう言葉を安易に使うのは、自分では何も考えてなくて、他人の言葉をそのまんま考えずにコピペしてるだけ。

そもそも「男らしさ」を捨てたり降りられるものだと考えてることがもう考えが傲慢。じゃあ女性に対して「今の男社会で女は生きづらいというのであれば、女社会から降りて、もっと男性社会に適合する努力をしましょう」って言ったらどう思うかって話ですよね。言わんでしょ?

なのにこういう言葉を安易に使ってしまうってことは、それだけ何も考えてないってことです。何も考えてないなら議論以前の問題で、そういう発言をしなきゃいい。何も考えずに迂闊な発言をしておいて、文句を言われたら逆ギレって誰も幸せにならないじゃん。

なんのインセンティブも与えずに他人が自分の臨んだ通りに動くと思ってるなら、自分を王さまかなにかと勘違いしていらっしゃるってことです。



こういうことを書くと、たまにアホの子がいて「言葉狩りだ」とかわけわからんことを言うので、そういうアホの子にもわかるように説明しておくと

「そういう言葉を使うな」っていう話じゃなくて「そういう言葉を使うならちゃんと言葉の意味を考えてから使いましょう」「自分が何を言ってるのか理解した上で言葉を発しましょう」ってことだからね。



それよりは、こういう議論をしたほうがみんな幸せになると思う。

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