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左ききのエレン10巻 現実に埋もれつつあった凡人の光一がようやく再起動!

クリエイターはみな孤独だ。何を作ろうが何人でつくろうが、必ず一人にならなくてはいけないときがある。未だに悪魔が囁く夜があるよ。「どうしてここまでやる」「こんなにこだわっても人には伝わらない」「これくらいで十分だろう」
そんな時、俺はこう考えるようにしている。「きっと、神谷雄介ならここで妥協しない」
(中略)
「仲間がいる」ということはな、少年漫画みたいに一緒に旅をすることじゃない。ましてなれ合うことなんかではないんだ。カンヌに来ると勇気が湧いてくる。自分と同じように孤独と戦っている「仲間」がいることに。彼らは、悪魔が囁く夜と戦っている仲間だ

さんざんエレン編ではワンピースを物語に引用すると思ったら……ここにきて「仕事の世界におけるチームプレイというのは、麦わらの一味とは違う」という感じでバッサリいってた。ここは気持ちよかった。

エレン編のメンバーは「超天才の集団」だから成り立つが、そうでない凡人たちは麦わらの一味とか攻殻機動隊を目指してはいけないのだ・・・悲しいけど。

一方少年ジャンプ主人公流の仕事の仕方や正義を徹底的に実践するとどうなるかは「佐久間」という人物が体現している。


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