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「同情されたいという気持ちは、中毒になる」

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昨日こういう記事を書きました。


これについてどうしても紹介しておきたい過去記事があります。

過去記事ですが、今の方がより重要度が上がっていると思います。

私が書いたnoteではなくて、記事中で紹介しているアン・ミカさんの話がすごく大事なので、これは忘れ去られてないようにしておきたい。


この記事は2019年のものです。今よりもずっと女性が「怒りをまき散らす」「被害者の立場から他人を断罪する」ムーブが肯定されていた時期でした。Woke文化やウイメンズマーチが無批判に輸入され、それらが猛威を振るっていました。そのタイミングであえて「SNSに感情を支配されるな」「被害者意識から抜け出そう」と提言したアンミカさんは本当に格好よく、今でも印象に残っていますし、もっと評価されるべきだと思う。



LV1:「被害者意識」って本当に怖くて…同情されることでしか自己肯定感を満たせなくなってしまうんですよ。


LV2:そうやって特別扱いしてもらってると、だんだん同情されグセがつくんです。「あっ、被害者的に振舞うと優しくしてもらえるんだ…」と味を占める


LV3:そのうち、人の優しさに「小さい」とか「大きい」とか思うようになって、「普通サイズの優しさ」じゃ満足できなくなってしまう。「みんなに自分のことを思って泣いてほしい」とまで思ったこともあったもん。…すごいやろ!?



LV4:そう。いつでも自分が話題の中心でいたいし、相手が自分以外のことを心配しただけでヤキモチを妬いたりもする



LV5:そのうち、「同情されることでしか、自分は人に見向きしてもらえないんじゃないか」という強迫観念を持つようになる。人に優しさを要求する気持ちがエスカレートしていくと、最終的に「時間泥棒」になって、人が離れていってしまうんです。



ここまで行ってしまっても、良い人との縁があれば元に戻れるし、悪い人とずっと一緒だったらますます悪化する


この記事で大事なのは、アンミカさんが「LV5」まで行ってしまった後に、無事に被害者意識から抜け出し、他人から同情を買うようなしぐさから卒業できた理由とその経緯が語られているところです。


この部分までおさえておくと批判だけでなく、希望を与えることも可能になるのかなと。

被害者意識が強い人は、批判すればするほどより殻に閉じこもり、より騎士団やファンネルの側に逃げ込んでしまうので逆効果です。

あなたの今の状態は、病気だけどちゃんと治るんですよって示してあげるべきなのかなと。


原因が分かったとして「被害者意識が強くなりすぎてキレやすくなった人をどう癒すか」


もう一つ記事を紹介しておきます。



男女で分けるのではなく、誰だって人は「自分の心」に注目してほしい


心に注目する方法というのは、セラピーだと体の状態や今の気持ちを聞くことです。そしてその人自身が今を味わうことです。セラピーの時に、「怒りを思い出し体で感じてみてください」とか「体は今どうなっていますか」という風に聞いたりしました。
その後、その人自身がこの辺がカッカする感じだとかそういう風に答えてもらった。これは、その人自身が体の状態今の気持ちをしっかりと考えて認識するというところを重視しているからです。
そして、嫌な上司で悩んでいる B さんが実際になりに起こっているのかとか原因が分かっても分からなくてもそれはどっちでもいいんです。


人間は誰かに「心の部分」に注目してもらったり、自分で心の部分に注目する、ただそれだけで癒されるんです。


「共感する」よりも「心にアクセスする」という表現がしっくりくる
心にアクセスしてもらって夫への怒りというのは、お母さんへの怒りだったのかもとぼんやり気づきました 。
自分の心が注目してもらえて「やっと話を聞いてくれた」、という風な形で癒されたということなんです。
人って、自分の心に注目してもらえるただそれだけのことでこんなに満たされるんだ

普段日常生活での会話ややり取りを見ていると、本当に自分の「心」にではなくて「状況」にしかアクセスしてもらえないんだなということがよくわかります。
そのぶん自分で自分の心に注目できていればいつでも自分で満たすことができる。その安心感こそが大事なんですねこのように「心」の部分に注目するのがセラピーの特徴なんです。


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