ハコヅメ10巻印象に残ったエピソード(高齢者から免許を取り上げろ問題)
「差別は悪」→「差別する人も悪」
差別意識とか選民思想ってのは「悪い人間」だからやるわけじゃない。むしろ「自分を善良な存在」だと思ってるからやるくらいに思ってた方がいいです。
健常者であったり、若い人だったり、自分を善良な市民だと思ってる人にとって
ルールに従わないよそ者とか
貢献度が低い役立たずとか
発達障害者とか
生活保護の人間とか
統合失調症の人間とか
高齢者の免許とか
まあいろんなものから人権取り上げた方が
コミュニティや社会の運営が楽って思っちゃうことはあるんだよね。
自分が善良な人間だとか社会に多大な貢献している人間だと思っていればいるほどそういう風に考えがちです。
そして、最近はこういう「善良な私たちが、怠惰な人間に足を引っ張られてる」というイメージを流布しようとしてる人がいます。深刻な差別というのはこういう言説からスタートするのです。
DaiGoさんはそういう話をして炎上したわけです。
なんかネットでは差別をするやつは社会的に恵まれてないとか不満を抱えてる底辺層みたいなイメージにしようとしたがる人がいます。リベラルは善良で余裕のある人、差別者は悪人で貧しい人間の嫉妬みたいなイメージです。
でも、こういうイメージはぜんぜん現実的ではないです。差別意識はむしろ「善良であろう」「自分の大切な仲間を守ろう」とする人の中に潜むものです。
「差別に反対してたら善良」なんてことにもならないです。自分に都合よく差別のイメージをゆがめないでほしいなと思いますね。
・・・あれ、これ「ハコヅメ」の話じゃなくね?
いや、結構ハコヅメってこのあたりも擦ってきてる印象あるんだよなあ
①高齢者の交通事故現場立ち合い
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