3秒でわかる 「JRAとウマ娘のコラボが実現していない理由」
答え:JRAの広告は競争入札が必要で、サイバーエージェントはJRAの競争入札に入札していないから
じゃないかな。知らんけど。
一応詳しく説明しますが、納得した人は特に目新しい情報は書いてないのでそっ閉じ推奨です。
ネタ記事としてはとても面白かったです。
私はこういう記事好物なのでもっと読みたいくらいです。
一方で、はてなブックマークの「いつもの方々」がこの記事をうのみにしていらっしゃっるようなのでちょっとだけ情報を補足しますね。
JRAは公の法人です。
JRAは私企業ではなく、農林水産大臣の監督を受け、日本国政府が資本金の全額を出資する特殊法人です。
そのせいかどうか知りませんが、
少なくとも広告事業に関しては入札無しに特定の業者にダイレクトに発注することは基本的にできないのではないかと思います。(要確認)
企業側から企画が持ち込まれて「よし、もうこの広告はサイバーエージェントにやってほしい」となったとしても最低でも競争入札は必要になります。
毎年広告には競合プレゼンおよび入札が行われており、その結果はすべて公示されています。
※グッズ制作や委託業務などについては入札が不要ですが、それについても「随意契約結果公示」というページに記載されています。
また、入札情報速報サービスでは、落札会社だけではなく入札会社も検索可能です。
このように、コラボ広告もちゃんと入札されているようです。
JRAの広告は主に電通、博報堂、東急エージェンシーの三社がほぼ独占状態になっています
https://www.jra.go.jp/company/about/financial/pdf/etc02_201703.pdf
2017年にはJRAが電通の入札を1か月停止したことがニュースになったくらい、JRAの広告は非常に額が大きく美味しいビジネスです。
んで、さっきのページで検索してみた結果としては無料会員の範囲ではサイバーエージェントがJRAの広告に入札してるという情報が見つかりませんでした。
でも、探し方によっては見つかるかもしれないので、だれかやってください。
JRAの広告は、一部の方々が大好きな「公共性」が求められるので、広告会社である「サイバーエージェント」が自社単独で所有するIPを自分側から提案するの難しいのかもしれませんね
知らんけど。
電通が「キングダム」のコラボ広告で入札するのはまあいいでしょう。
博報堂が「進撃の巨人」のコラボ広告で入札するのも構わないと思います。
でも、サイバーエージェントが「ウマ娘」のコラボ広告を提案するのはちょっと難しいかもしれません。
みたいな話の方が、萌え絵がどうとか言うよりは説得力あると思います。
そもそも一連のJRAのアニメコラボは「SmartJRA」というシリーズもので、それはいったん終わってるんだよ
んで、ウマ娘に関わらず厄介な競馬オタクというのはすべてに対してケチをつけるのでウマ娘だけにアンチがいるわけじゃあないんだよ。たとえばこういうやつね。
SmartJRA以降にアニメコラボで使われているプラットフォーム「Umabi」は電通のシステムなのでウマ娘とは相性悪いしね。
電通だって博報堂だって、ウマ娘がサイバーエージェントのIPでなければ担ぎたいでしょう。ですが、ウマ娘はサイバーエージェント以外が提案するのはほぼ不可能でしょう。
つまりサイバーエージェント次第ということになります。
少なくともQuoraの記事を大真面目に受け取ってる人はバカか無知のどちらかだと思います。
そもそもウマ娘よりはるかに萌えオタよりの作品「ウマドンナ」の前例があるんだよね。
「萌えに対する反発」とかそういうのはあまり理由としては妥当性がないですね。
アンチが多いのは事実ですが、アンチ以上にファンが多いのも事実であり、トータルで見た時にウマ娘は確実に売り上げ増加に微量ながらは貢献していると考えられます。
(ただし、オタク側が主張するほど大きくもないでしょう)
その他諸事情を無視して数字だけ見た時、JRAがコラボを反対する理由はあまりないと思います。
お互いに、否定はしていないが現状の距離感がお互いにとってベストと判断されているのではないかと思います。
しかるべきタイミングでサイバーエージェント側からアプローチをすればいいんじゃないでしょうか。
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