「風雲児たち幕末編」27巻 坂下門外の変により安藤信正が失脚する
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毎日更新するかどうかはわかりませんが、6割引で買えるまたとないこの機会に一人でも多くの人に手にとってほしいので頑張って紹介するぞい。
今回は坂下門外の変の話ですが、坂下門外の変自体よりも、そもそも徳川幕府は「経済面でも限界がきていた」という話が重要です。
桜田門外の変で完全に攘夷志士たちが調子に乗ってしまった。
というよりも、幕府側の要人がビビってしまった。
なんとしてもコレ以上の失点は防ぎたかったのに、それでも幕府は坂下門外の変を防げなかった。
そうやって幕府の中枢が朝廷と外国勢との板挟みで弱っている状況で、さらにテロに苦しめられ、トドメと言わんばかりに薩摩藩が上洛してくるというとてもめんどうくさい状況に。
とはいえ、この程度ですぐに倒せるなら幕府は250年も存続してない、というわけで徳川幕府の底力というかしぶとさとそれを侮った攘夷志士たちのいざこざがしばらく続き、ある時点で均衡点が一気に崩れていくというのが幕末の歴史になります。
このあたりも、ただ漠然と年表をみているだけだと面白くないです。
歴史はいろんな楽しみ方がありますが、勝つ側と負ける側の「力関係」の変化を見るのが手っ取り早く面白さが感じ取れる部分だと思います。そして、弱いところが急に力をつけてきて、強かった側と均衡する部分が一番おもしろい。ここにいろんな駆け引きやドラマが生じます。
そういう力関係の変化を、マンガでわかりやすく示してくれるこのマンガは本当におすすめ!
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