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アメリカの下げはどのあたりが底かを予測するためのいくつかの指標

以前にこういう記事を書きましたが、今回はアメリカ版です。

中級者向け情報なので、よくわからんという人はまず上を読んでください。


①相場の歪みを示すSKEW指数

スキュー指数が140ポイントを超えてきた直後にVIX指数の上昇が遅れてやってくる傾向があるのです。つまり、相場がクラッシュする時は、いきなり起こるのではなく、その裏ではスキューが上昇することから始まっていることがある

残念ながらこの指数は1年間ずっと壊れ続けてました。アメリカはずっと異常だったんです。ようやくまともに戻ってきただけです。

みての通りようやく落ち着いてきました。そろそろ相場の底が見えてくる頃です。ただしこれは先行指標なのであまり焦らないように。


②大口の取引指針となるボラティリティインデックス

2018年のVIXショックを体験した人はご存じですが
機関投資家はVIXが一定ラインを越えると機械的にポジション調整をするようになっています。逆にいうとこのVIXが高い間はインデックスファンドは株を買ってくれません

つまり、これが落ち着くと思われるタイミングで株を買いに行くわけです

こちらは遅行指標です。株価が下がるとVIXが上がり、さらいそのVIXが上がることで株が売られて連鎖反応になるということです。
何度も言いますが、これから2~3か月の間はFOMCのたびにこのVIXが跳ね上がります。

なので、どっちにしろ大口による安定した買いは入りません。株価が大幅に動くのはあくまでこういう機関投資家の買いがおおきく動いた時です。短期的な値動きを狙う「イベントドリブン型ヘッジファンド」の動きは気にしなくていいです。 
大口が様子見をしているのだから個人はそれよりも焦って買う必要は全然ありません。

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