バンス氏とコメカ氏の記事について


なんかはてなではめちゃくちゃ評判悪いけど、私この記事めっちゃ大事なこと書いてると思うんだけどな。。。



この記事、北尾さんの記事の問題点を完璧に表現できていると思う。

私もすでに北尾さんの記事について感想を書いた。

私は「その2ではなくその3が非常にまずい」ということを書いた。

その3の何がまずかったかを、冗長かもしれないけれど丁寧に丁寧に語ってくれている。これを読むと。私の記事は説明が全然足りてないなと思う。


読むのが大変な人のために、一番核となる部分だけ先に引用する。

あのときの村上と小山田をエモーショナルな筆致で物語化し祝福するというのは、「イージーなヒューマニズム」や「嘘」をぶっ飛ばし、「リアル」を見出そうとしていた俺たちの青春は美しかったよね、と励ましている行為にしか見えない。あのときに切実さがあったのはもちろんわかる。「リアル」を見出そうとする「情熱」がそこにあったことも痛いほどわかる。ただ、そこに主体的に関わった自分たちが置き去りにしたものは果たして何だったのかを考えることこそが、本当の意味であの頃をちゃんと歴史として捉え返すということ(そして、本当の意味できちんと終わらせてあげること)なのではないかと、北尾さんにも自分にも問いたい

ここをはっきりと指摘してくれたのがとても良いと思った。

北尾さんは、完全に傍観者として、そして村上さんの記事の問題点をろくに指摘することなく、村上と小山田の絆の物語として回収しようとした。

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