見出し画像

自殺した母親がトラウマになって娘まで自殺しそうになる作品を描いた「砂時計」の作者が(おそらく)自殺されたという話、あまりにもむごい……

あまり不確かな状況でこういう話をするべきではないので、タイトル以外は事件の話はいったん控えて、「砂時計」の話を書く。


全10巻だけど、本編は8巻で終わり、残り2冊は番外編で他のキャラ視点の物語が描かれるという構成。

作者がいかに一人ひとりのキャラまでこだわるタイプかというのがわかる。

ついでに、「セクシー田中さん」も読む予定


一言でいうと「トラウマに苦み続ける人が幸せになるには、過去の恐怖に打ち勝って未来を信じる覚悟がいる」という話

「かつて自分が輝いていた頃に戻りたいって思うことありますか?」
「そういう気持ちになることもなくはないけれど、今の自分も嫌いじゃないの。歳を重ねるって、思い出が増えていくってことでしょう?今の自分は、あの思い出とあの思い出とあの思い出でできている。それらをなかったコトにしちゃうのはもったいない。」
「私も、そう思ったら、自分がひどく愛しい存在に思えてくるんです」



ここから先は

849字 / 17画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?