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NARUTO読む12 | 中忍選抜戦⑤ 

他人に厳しく当たる人は、自分が厳しくされていたというケースは多い。

この作品のシノビは格好いいからじゃなくて「運命を背負わされたもの」みたいなのを描くために使われてる感じするよね。
我愛羅にしてもネジにしても、わかりやすく愚痴ってくる。力があるがゆえにその強制力の強さを見せつけてくる。

よくネットで力もないくせに、Twitterで政府の批判とかしてればそれだけで何かやってるつもりになってる人もいるけどあれは同じ弱者にしか響かないし、ある程度実力がある人からすれば「ああいうやつらにだけはなりたくないな」と余計に分断を生むだけで意味がない。

しかし我愛羅とかネジはちゃんと実力があってなおかつこういうことを言うから余計に重たい。だからこそ運命の厳しさが説得力を持つ。

これに対して「作品の主人公」が何を思うかだけれど……青年向けマンガとかだと割と妥協したりすることもあるし、せかいそのものを変えようとすることは少ない。でもNARUTOは少年漫画だから…


ナルトVSネジ


運命という言葉を信じるのは「能力があるのに壁に当たる人」か「何もしないまま底辺を漂ってる人」だけだと思う

私はそもそも、自分が努力しきれていないと思ってるから、運命とかを感じることがほとんどない。

運命みたいなものを感じられる時点でその人はめっちゃ頑張ってるか、なにも頑張ってないかどちらかだと思う。だからネジはすごくえらい。

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