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NARUTO読む68- うちはオビトを倒したと思ったら、うちはマダラが力を乗っ取ってしまう…ナルトとサスケが瀕死に

前回の記事で述べた通り、ここから先は「広がった風呂敷をたたむターン」「実はこの世界ってこういう設定だったんだよというところの回収」がメインとなっています。

ここからしばらく「ナルトの物語」は最終巻までしばらくおあずけで、マダラや黒ゼツの物語が描かれます。


裏の主人公であった「オビト」がマダラから完全に決別し、自分の名前を、自分の意志を取り戻す展開は、アーサー=ミラーの傑作「るつぼ」を思い出しますね。

「わたしは嘘をつき、その嘘に自分で署名した! ……名前なしに、どうして生きて行ける? 魂は渡した、名前は返してくれ!」

オビトも同じ。オビトは「マダラ」に名前や魂を一度譲り渡した。しかし最後に名前だけは返せと叫ぶ。

私はこういう姿勢がとても好きだ。

人によってはインターネットをやる時名前を持たなければ楽なのかもしれない。返信を受けない立場から一方的に人を殴るのは楽しいかもしれない。でも、名前を持って発信をするほうが絶対に良い。そうでなければネットで何かを語る意味はないと私は思う。

あくまで私の意見ですが。



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