「屍人荘の殺人」 ロックフェスの住人が謎のウイルスに感染してゾンビとなって襲い掛かってくる……時事ネタかな?
「金田一少年の事件簿」ライクなでとてもフェアな作品。きちんと読めば読者でも推理できるようになっている。金田一少年の事件簿と比べるとやや冗長な印象があるが、そのぶん丁寧。トリックよりも舞台づくりやホワイダニットを重視しているところが特徴だ。
映画研究部が「紫湛荘(しじんそう)」で合宿を行う
主人公の明智および、彼の友人の「葉村」は映画研究部ではないミステリ愛好会のメンバー。
合宿前に映研に脅迫状が届き、辞退者が多数いたため、急遽穴埋めと犯人捜しのために参加することになった。
参加者は13名。下のキャラクター+1名(出目)。
初日の夜にゾンビたちの群れが襲ってくる
ちょっと不審な点を感じつつも初日は問題なく撮影を行っていたが、初日の夜にゾンビが登場する……ミステリとはいったい…。
そして、メンバーの一人「出目」がゾンビたちに食い殺され、「下松」もゾンビに噛まれてしまう。
どうやらこのゾンビは、合宿の1日前に近くの自然公園で行われたロックフェスの住人であるらしい。〇AMIMONOGATARIかな?
なお、こちらの作品の政府はかなり優秀で、1週間で感染を封じ込め完了している。
1巻の終わりに衝撃の展開があって、ここからが本番
あくまでこのゾンビ騒ぎは舞台づくりのための仕掛け。
「紫湛荘(しじんそう)」に避難したメンバーは、籠城を開始する。
しかし、ゾンビは侵入できないはずなのに毎晩一人ずつ殺されていく・・・。いったい誰が・・・。
あ、これ「金田一少年の事件簿」の「魔犬の森殺人事件」で見たことあるって思った人私以外にもいると思う。実際だいたい同じような作品です!
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