ライトなシナリオを演出でブーストする「ブルーアーカイブ」と、重たいシナリオをゲーム要素を充実させることで遊ばせる「アークナイツ」
これは「良し悪し」のはなしでななくタイプの違いとして。私はどっちもオモシロイと思ってます。両方プレイしてないとわからない話なので、ただの独り言だと思ってスルーしてください。
アークナイツ14章のテレジアを見た後でブルーアーカイブの「アビドス編」のユメ先輩を振り返るとあまりにもユメ先輩の存在が「軽い」って感じてしまった。
ブルーアーカイブのユメ先輩は、はっきり言って「小鳥遊ホシノの胸に虚無を作るためだけの存在」であって、ユメ先輩の魅力みたいなのが全然わからないキャラだった。
「ホシノにとっては大事な存在だったのだろうな」ということはわかるが、プレイヤーである私にとっては全く魅力がない存在だったため、ホシノがユメ先輩を想って、一人でどんどん孤立化していく姿がまったく感情移入できなかった。
ホシノの救済についても「主人公が奇跡の力を使ってユメ先輩と短い間だけ会話できます」というブルアカお得意の「理屈をすっ飛ばしたご都合主義展開」によって解決されてしまい個人的にはすごい子供だましだなと想ってた。
固有名詞ではキリスト教の要素がまぶされまくってるので、なんとなくオタク受けは良いのはわかるが、そこまで奥が深いかというと・・・個人的にはふーん、くらいの感覚。世界観はあちこちにしかけがあって面白いんだけど、アビドス編はそこまで深く考えずに楽しめる優しいシナリオだったと思う。
個人的には最後まで読んだけどホシノに対する好感度がむしろ下がるような話だった。 大人である先生の介入も「奇跡を媒介するだけ」という感じでなんか1995年に発売された「Kanon」あたりを思い出す古き良きエロゲーって感じだった。さすがにちょっと対象年齢が低いかなと感じる。自分が大学生の頃だったら全力で楽しめたが、さすがに今から没入するのは厳しい。悲しいけどブルアカをおっさんがやるのはキモいって言われるのは認めざるを得ない。
まぁそれをいうなら「エデン条約編」や「最終章」だって対して変わらんじゃん、って言われそうだ。 エデン条約編や最終章は演出が神がかっていたので、その点でとても盛り上がったのよな。「アビドス編」はなんかそのあたりもいまいち弱かった気がする。
なんか1部最終章の後にスタッフがごっそり抜けたみたいだけれど大丈夫なのかちょっと心配になる。 正直ブルアカはブルアカ芸人VTuberの「名取さな」がいないと個人ではもう楽しむのがキツイです・・・。
コレに対して、構図はとても似ているのだが「アークナイツ」14章のテレジアについてはめちゃくちゃ感情移入できた。
(以下贔屓目に見まくってることを前提に読んでください)
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?