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アリババがピンチ→ソフトバンクも大ピンチ→ソフトバンクG決算の日は要注意!

ソフトバンクグループが大株主のBABAが本日▲10%を超える大幅下落。
同社を取り巻く環境は急速に悪化している。

JPMは投資判断をオーバーウェイトから一気にアンダーウェイトに引き下げると同時に目標株価を$180から$65に引き下げた。

これによってアリババは一気に上場来安値を割り込むという地獄のような展開になっている。


ちなみに、ソフトバンクはSVFの方もピンチで、今までため込んできた5兆円の投資利益を全て吹き飛ばしそうになっている


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中国企業偏重であったツケがすべて逆回転した形になっている。

中国のITバブルはとっくに崩壊しており、特に中国のハイテク企業へ投資するETFはピークから90%以上下げた。

アメリカのNASDAQも悲惨なもので、NASDAQがたった20%の下落で済んでいるのはあくまでGA×AMのおかげであり(Facebookは株価40%以上下落)、GAAM以外では、アメリカのIT企業株も50%以上下げているような状況だ。

そんな状況で、各国のハイテク企業に金を突っ込んで儲けてきたソフトバンクビジョンがただで済むはずがない。

ソフトバンクビジョンファンドは20兆円の資産を運用していると言われておりそのうち62%の資金に対して年利7%の利回りを保証しておいるため、毎年0.8兆円以上稼がないと赤字なのだ。なので、ただでさえ含み益が4.2兆円減少してる上に、利払いで0.8兆円で前期利益はまるまるパアである。


「でも含み益がなくなっただけだからプラマイゼロでセーフじゃないか」と思われるかもしれないが、ソフトバンクグループの決算は含み益の減少がまるまるP/Lに反映される。つまり下期は普通にマイナス3兆円みたいな決算がでてもおかしくない。

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孫正義さんの信用三階建て構造

①今まではアリババという株の存在がソフトバンクの企業価値を保証してくれており、

②それを担保にしてソフトバンクという会社の株価も保たれており

③それを担保にしてソフトバンクはクレディスイスなどから債務保証を受けてSVFファンドを運営することができていた

「いざとなればアリババ株を売ればいい」こそがソフトバンクの支えになっていたわけだ。

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