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436. Going back in time: Increasing penicillin susceptibility among methicillin-susceptible Staphylococcus aureus osteoarticular infections in children.

NEJM Journal Watchから。

McNeil JC, Sommer LM, Vallejo JG, et al. Going Back in Time: Increasing Penicillin Susceptibility among Methicillin-Susceptible Staphylococcus aureus Osteoarticular Infections in Children. Antimicrob Agents Chemother. 2023;67:e0119622.

ペニシリン開発後、1940年代後半にBlaZにコードされるペニシリナーゼを保有するペニシリン耐性黄色ブドウ球菌(PRSA)が出現し、抗生物質の「軍拡競争」が始まった。その結果、グラム陰性病原体の間で抗菌薬耐性が上昇した。

2011年から2019年にかけて、米国の2つの大規模小児病院におけるメチシリン感受性血行性骨髄炎症例のPSSA頻度の推移を評価。329の分離株について、PCRでBlaZとアクセサリー遺伝子を分析。BlaZ陰性の株はペニシリンのMICを測定し、MIC≦0.125 mg/Lの分離株をPSSAと定義した。2011~2014年にはPSSAは確認されなかったが、その後発生率は年々上昇し、2019年には20.4%とピークに達した。PSSAを発症した小児はPRSAを発症した小児よりも若干年齢が高く(年齢中央値:11.8歳、9.1歳)、合併症発生率はPSSA症例の方がPRSA症例よりも高かったが(18.1%、9.8%)、その差は統計的に有意ではなかった。PSSAでは、オキサシリン,ペニシリン,アンピシリンはin vitro同等の殺菌効果を示した。

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