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724. Doxycycline prophylaxis and meningococcal group B vaccine to prevent bacterial sexually transmitted infections in France

パリの10病院で行われたRCT。18歳以上でHIV陰性、登録前12ヵ月以内の性感染症の既往があり、テノホビルとエムトリシタビンによる曝露前予防を使用しているMSMのコホート。梅毒、クラミジアの発生率はドキシサイクリンPEP群(コンドームなしの性行為後72時間以内に100mgを2錠経口投与、1週間に200mgを3回まで投与)とPEPなし群に無作為割付(2:1)され、淋菌は、4CMenBワクチン(登録時と2ヵ月後に2回筋肉内注射)群とワクチンなし群に無作為に割り付けられた(1:1)。
556人の参加者が参加し、545人(98%)がドキシサイクリンPEP群とPEP群なし、544人(98%)が4CMenBワクチン群とワクチン群なしに組み入れられた。クラミジア、梅毒の発生率は、ドキシサイクリンPEP群では100人年当たり8.8件、PEPなし群では53.2件であった(aHR 0.17)。淋病の発生率は、4CmenBワクチン群で100人年当たり58.3件、ワクチン非接種群で100人年当たり77.1件で有意差はなかった(aHR 0.78)。薬剤関連の重篤な有害事象(固定薬疹)は、ドキシサイクリンPEP群で1件発生し、ドキシサイクリン群の6人が消化器系の有害事象のためにドキシサイクリンPEPを中止した。

どうしたベクセロ!

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