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658. Medscapeの据え置き記事さらに4つ

1. New Data Lowers Estimate of Long COVID's Impact: CDC

米国では推定1,800万人の成人がCOVIDの長期罹患経験があり、その半数が現在も症状が続いていることが新たな全国調査データから明らかになった。2022年に行われたCDCの国民健康調査(National Health Interview Survey)の結果によると、成人の6.9%が検査で陽性と診断された後、あるいは医師からCOVID-19と診断された後、少なくとも3ヶ月間はCOVIDの症状があると自己申告している。この推定値は、米国の成人の約14%から15%が長いCOVIDにかかったことがあると報告してきたCDCの過去の調査データよりもはるかに低い。CDCはまた、米国の小児の1.3%がLong-COVIDに罹患したことがあり、2022年の調査時点で症状が少なくとも3ヶ月以上続いている小児は0.5%であると報告している。頻度は富裕層で最も低く、貧困層で最も高かった。男性よりも女性が多く、35歳〜49歳の人が最も頻度が高かった。

2. Should Physicians Push for Bigger Families?

現在、米国の出生率は2.1%を下回っているが、米国人の思い描く理想的な家族の人数は、2007年から2009年にかけての不況とパンデミックによって出生率が下降したにもかかわらず、かなりの数のアメリカ人が理想的な家族には3人の子供が必要だと考えている。より広範な人口に目を向けると、理想的な家族は2.5人程度であり、この数字は1990年代から少し上昇しているが、過去50年間ほとんど変化していない。明らかに、国民全体の思いと現実との間にはギャップがある。このギャップは解消すべきだろうか?気象学的にも、政治的にも、経済的にも、国の情勢が好転すれば、家庭は多くの子供を作り始めるだろう。今は、需要の変動に合わせてビジネスモデルを調整することが、より良い選択なのかもしれない。最良の選択肢は、すでにやっていることを続けながら、より良い方法を模索することだろう。一人目の子供を持つことの困難が、二人目の子供を持つことの大きな抑止力になっているのであれば、最初の子育ての経験をやりがいのある楽しいものにする努力を増加させるべきである。子育ての大変な最初の6ヶ月をよりスムーズにし、2歳児がそれほど恐ろしいものではないと思えるようにできれば、私たちの診療所の平均家族数が目の前で増えていくのを見ることができるかもしれない。

3. Vegetarian Diets Tied to Lower Risk for Some GI Cancers

ベジタリアンの食事と消化器悪性腫瘍の関連性についてのメタ解析。686,691人が参加した7件の研究(コホート6件、症例対照1件)を解析。非ベジタリアン食と比較して、ベジタリアン食は消化器悪性腫瘍発生リスクと逆相関していた(RR 0.77)。サブグループ解析では、菜食は胃がん(RR、0.41)および大腸がん(RR 0.85)のリスクと負の相関を示したが、胃を除く上部消化管の癌とは相関しなかった(RR 0.93)。また、男性の発生リスクは低下させたが(RR 0.57)、女性は低下させなかった(RR 0.89)。北米の集団(RR 0.76)、アジアの集団(RR 0.43)では低下させたが、欧州の集団では有意に低下させなかった(RR 0.83)。

4. Arthritis Among Children and Adolescents Aged <18 Years

18歳未満の小児および青年における最近の関節炎に関する疫学調査。有病率の推定値は、人口10万人当たり21~403人。非ヒスパニック系黒人またはアフリカ系アメリカ人の小児および青年における関節炎の有病率は、非ヒスパニック系白人の小児および青年の2倍。うつ病、不安、過体重、運動不足、食糧不足を含む併発疾患は、関節炎の高い有病率と関連していた。

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