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182. Characterization of asthma by age of onset; a multi-database cohort study

Baan EJ, de Roos EW, Engelkes M, et al. Characterization of asthma by age of onset; a multi-database cohort study. J Allergy Clin Immunol Pract. 2022; S2213-2198(22)00330-0.

欧州の5つの電子データベースから、2008~2013年に医師から喘息と診断された成人患者を小児喘息(発症年齢18歳未満 N=81,691)、成人喘息(発症年齢18~40歳 N=218,184)、遅発性喘息(発症年齢40歳以上 N=286,561)に分けて検討。小児喘息に比べ成人喘息の患者は、過体重・肥満のリスクが高く(OR 1.4 95%CI: 1.1-1.8)、アトピーのリスクが低かった(OR 0.8 95%CI:0.7-0.95)。成人喘息と比較して晩発性喘息患者では、鼻ポリープ(OR 1.8 95%CI: 1.2-2.6)、過体重/肥満(OR 1.3 95%CI: 1.2-1.4)、胃食道逆流症(OR 1.4 95%CI: 1.2-1.7)、糖尿病(OR 2.3 95%CI: 1.8-2.9)のリスクが高かった。遅発性喘息はコントロールできていない患者が多かった(OR 2.8 95%CI: 1.7-4.5)。

つまり、小児喘息と成人発症喘息は、ぜんぜん違う病気かも。

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