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595. Neurologic Manifestations of Influenza in Children

Pozailov S, Elamour S, Noyman I, Ben-Shimol S. Neurologic Manifestations of Influenza in Children. Pediatr Infect Dis J. 2023 Jun 1;42(6):461-467. doi: 10.1097/INF.0000000000003874. Epub 2023 Feb 20. PMID: 36854102.

PCRで証明されたインフルエンザの神経学的症状について、単施設で後方視的に検討。神経合併症が201例で、神経合併症のないインフルエンザが750例。けいれん(n = 125)は最も一般的な神経症状で、 単純熱性けいれん73例、複雑性熱性けいれん45例、無熱性発作7例であった。神経合併症は、もともと神経疾患をもっている人に多く(13.0% vs 6.0%)、呼吸器疾患と心臓疾患もっている人では少なかった(それぞれ4.5%と0.5% vs 8.0%と4.5%)。検査異常としては白血球増加(21.0% vs. 13.0%)および低CRP値(2.4±4.1 vs. 3.3±5.4)と関連。神経合併症のないインフルエンザは胸部X線写真の撮影回数が多く(60.5% vs 45.0%、P < 0.001)、肺炎が多く(27.0% vs 12.0%、P < 0.001)抗菌薬投与が多かった(60.0% vs 42.0%、P < 0.001)。

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