メキシコ人男性/顔面神経麻痺・ゲップが止まらない【鍼灸師向け】
メキシコシティーにある東洋医学専門の鍼灸院【佳 Asia Acupuntura】です。
当院では病院にいってもなかなか改善されないさまざまな慢性疾患から急性の症状まで幅広く扱っております。
先日メキシコ人の新患さんが来られました。
ここの治療院は9割の患者さんが紹介で来られます。この方も別のメキシコ人の患者さんの紹介で来院されました。
話を聞いていくと、約一ヶ月前にお昼ご飯で鶏肉を食べ、そのあとからゲップが止まらなくなったそうです。
来院されたときにはすでに一週間がたっていたのですが、つねにゲップが止まらない状態でした。
今までもたくさんの顔面神経麻痺の患者さんの施術をさせてもらいましたが、食後におこったり、湿気が多い日に発症される方もいらっしゃいます。
この患者さんの場合もゲップ+顔面神経麻痺(左)ということで、胃腸の状態を整えるように施術していきました。
幸い1回目の治療が終わったあとからゲップもとまり、顔面の動きも次第によくなってきたそうです。
顔面神経麻痺の時によく大腸経をみていきますが、このかたも胃→大腸へと「相生伝変」していることがわかります。
日本では顔面神経麻痺になるとまず病院に行って、ステロイドだったり色々薬を処方されたあとに来院されるので、回復が遅い印象です。
しかしここメキシコだと、このような症状でもまず鍼灸に来てくれるので回復も早いです。
急性の症状は改善も早いので、発症してすぐ来院されることをおすすめします。
ザ・メキシコ人って感じの患者さん。
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