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美術館巡り 江之浦測候所


江之浦測候所は、海を見渡す 小田原の海沿いの江之浦の高台の広大な蜜柑畑の一角にある

現代美術作家・杉本博司自らが構想・設計を手掛けたギャラリー棟、石舞台、光学硝子舞台、茶室、庭園、門、待合棟などから構成され、古代から近代までの日本の建築遺構から収集された考古遺産(千年を超える屋久杉の天板、明月院正門、平安時代の日吉大社の礎石、鎌倉時代の塔)等が配されている
平面的には様々な時間の軸線が綿密に計画されている。茶室のにじり口から石鳥居を望む方向、石舞台の橋掛かりの軸線はともに春分秋分の日の出の方向。冬至光遥拝隧道は冬至に朝日が昇る方角に向いており、そこからの借景はまさに杉本作品となっている

完全予約制で 中は広 竹林 蜜柑畑 各所にちりばめられた
作品 
入園時には 地図や作品のレイアウトなどのパンフレットが もらえる
オンライン事前チケットは 駐車場利用で1人
3,300円です 

また2025年秋には 柑橘山美術館が建設され
開館予定です 

今回の画像は 2023.4.1日と5.26 日の訪問時のものです
動画も 御覧下さい
動画には ありませんが 5.26 日には 竹林エリアでは お猿さんのグループが登場していました 

下のリンクで動画見られます


萩原 秀樹(@yoshiki_foto77) • Instagram写真と動画

2023.4.1  観桜台  
赤沢蜂巣観音 赤沢観音堂は2009年 放火で焼失 再建して江戸時代初期の円空仏を祀った その尊顔に蜂が巣をつくり半分彫刻している
明月門 鎌倉時代に鎌倉の名月院 紫陽花寺の
正門として建てられ 1923年の関東大震災で半壊
その後 根津美術館の正門として使われ
2006年に財団に寄贈された
2023.5.26  観桜台
円形石舞台
中央には大名屋敷の大灯篭を据えていた
伽藍石を置き 周辺には京都市電の敷石を
放射状に擦り合わせてある
光井戸 隧道の中採光のため 江戸時代の井戸が設置されている 井戸の中には光学硝子破片がしきつめられている 
手間は石造鳥居 古墳時代250-592の古墳
石棺蓋石を使用 奥は茶室 雨聴天
夏至光遥拝100メートルギャラリー
海抜100メートル 夏至の朝 海から登る太陽光は
この空間をかけ抜ける
生命の樹 石刻大理石レリーフ 12-13世紀
ベニスの商家のファサードに嵌め込まれていた
光学硝子舞台
隠れキリシタン地蔵像 背面に十字架が刻まれている 桃山時代
石造狸 明治時代 
被爆宝塔塔身 南北朝-室町時代
広島原爆 爆心地近くにあった宝塔塔身部
数理模型 0004
オンデュロイド
数理模型 0010
負の定曲率回転面 
東大寺七重塔基石 天平時代 729-749
甘橘山 春日社
現存する最古の春日造りの奈良 円成寺の春日堂を採寸して 
写した 礎石は奈良時代の物
亀石 

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