なかなかシャッターが押せない君へ
noteファンの皆様こんにちは。
ほんの一ヶ月前の話。
借り物ではありますが、一眼レフカメラたるものを使用し始めました。
人生で初めての経験です。
元々“写真”が好きなこともあり、外出する際には綺麗な景色や風景画を携帯に収めようと、頻繁にiPhoneのシャッターを押していました。
画角や明るさ、空間の使い方など、素人ながらにこだわるポイントがいくつかあり、それらすべてを満たして収めた写真にはどれも満足感が存在します。
ですので個人的に好きな写真撮ろうとすると、同じ撮影場所での滞在が数十分を超えるなんてことはよくあることでした。そう、暇人です。
そんな僕だからこそ、おそらく写真に対して“ダサい写真を撮りたくない”、という自分の中で勝手に設けたハードルがあったのだと思います。
どうすれば映える写真が撮れるのだろう。
どの角度で撮ればかっこいいのだろう。
どのシーンを抽出すれば躍動感や臨場感が伝わるのだろう。
せっかく一眼レフを手にしたものだから、周りの人に感心されるような写真を撮りたい!と思いながらシャッターを構えていました。
しかしいざ考えながらシャッターを構えてみると、圧倒的に撮る枚数が少ないことに気がつきました。
いわば、10枚中10枚を当てに行っていたような感覚です。
欲しいシーンをピンポイントで撮影すると、当然のようにピンボケしたり、そもそも一瞬の出来事に置いてかれ、シャッターチャンスを逃してしまうなんてことがザラにありました。
冷静に振り返ってみると、カメラ素人である+どのタイミング/角度で撮るのが正解なのかなんて今の自分にはわかりません。
そもそも正解が一つであるかなんて限られてもいないのに、“一つの解答例”を狙いに行ったところで視野が狭くなるだけです。
自分の撮影した写真を振り返ってみると、自分の好みではない写真でも周りから高評価をいただいたり、思いがけないシーンが魅力的であったりなど、それこそ無数の可能性を秘めていました。
よくスポーツの世界では、とある論争が飛び交っています。
“質と量、どちらが大切か”
誰しもが一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
どちらが正しいとかはないと思います。
どちらも正しい場面もあると思います。
ただ今回のシャッター問題につきましては、“量が質を生む”。
この一言に全てが詰まっている気がします。
シャッターを押してみて、実際に撮れた写真を見返してみる。
色んな角度から試してみて、お気に入りの画角を見つけてみる。
そこでようやくスタートラインに立てるのだと思います。
とある野球選手が、僕の書く記事に刺激を受けてnoteを始めました。
お世辞にも上手とは言えない文章ではあります(それはそれで彼の良さなのだと思う)が、1本記事を公開したタイミングでこんなことを言っていました。
「更新頻度はどうなるかわからない。読者が読みたくなるような内容を考えないとね。」
この言葉を聞いた時、正直今の段階で考えるべき内容ではないし、最初のうちは継続することだけを考えていればいいよと伝えました。
要はとにかく継続、行動しろよってことです。
でもこの悩み。
僕が冒頭で触れたいくつかの課題と同じ部類ですよね。
しかもジャンルは違えど同じ“初心者”。
沼にハマりそうな他人に手を差し伸べた時、ふと同じ沼へとハマっていっている自分がいることに気がつきました。
“手が止まっているのは自分も同じ。まずはやってみないと。”
それからというものの、色んな角度からモデルを捉え、色んなシーンを収めることで見返す写真の数が圧倒的に増加しました(当たり前とか言わない)。
もちろんその分削除する枚数も増えたことに変わりはありませんが、それは自身の撮影スキルを見つけるための経験値となっているに違いありません。
最近では動画(instagramのストーリー用がメイン)も頻繁に撮影しています。
何が起こるかわからない“一瞬”を写すため、録画ボタンを押し続けるようにしています。
意外と上手くなります。
色々考えすぎて行動に移しきれない人、たくさんいると思います。
自分も人生の大半を色んな悩みと葛藤して生きてきました。
最初から成功しようと思って立ち止まっていると、時の流れに置いてかれ、気づいた時には年ばかりが増えていく人生となってしまう可能性だってあります。
なんでもそうですが失敗・ミスを悪だと凝り固まらず。
とにかくシャッターを押してみる。
とにかく一歩踏み出してみる。
この心がけを胸に、今後の人生を歩んでいけるようにしましょう。
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