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2016年位にVR(メタバース)ビジネスでしくじりました

2016年から VR(メタバース)ビジネス に約800万円投資しました。
個人で投資したので”痛すぎる"しくじりでしたね。

もともとVRはアメリカの軍事技術の民間利用から始まっています。
アメリカではふんだんなお金をかけた軍事技術を民間利用することは珍しくありません。

VRも例に漏れず,帰還兵の”心理的トラウマ”や"入院患者の不安解消”,”戦地で負った火傷治療時の痛みの緩和”などに最初に使われてました。

「これは行けるぜ~!」と思って”VR瞑想”に目をつけました。

トーマツベンチャーサポートの「モーニングピッチ」にも出ました。
自前でコンテンツ開発もしました。
名古屋の藤田保健衛生大学病院と提携して”入院患者のココロのケア”にVRを使ってもらおうとやってみました。

ダメでした。

ただ,早すぎたとは思ってなくて”そもそも流行らない”と今も思ってます。

理由はいろいろあります。
1.ヘッドマウントディスプレイを付ける"心理的障壁”
2.心理的障壁が”習慣化”の壁になる
3.コンテンツ制作費が高い
4.一度作ったコンテンツの修正は難しい,修正費も高い
5.”1台数万円”のヘッドマウントディスプレイは安くない
6."VR酔い”の問題は必ずある

そして現在の「メタバースブーム」にはかなり冷ややかです。
なんだか昔"熱狂的なブーム"で多くの上場企業も投資した「セカンドライフ」を思い出します。

デジャヴですね。

メタバースが流行る領域って限られてる気がします。

1.ゲーム・アダルト領域
ただ「ロールプレイングゲーム」が好まれる日本で流行るかは不明です。
任天堂が27年前に出した”バーチャルボーイ"以降,参入しないのはわけがあるのです。

アメリカは「シューティングゲーム」が好まれるので,メタバースに向いてるんですよね。

2.シミュレーター領域
地域開発・ビル建設・部屋探しなど”今はない未来"を見せることや"時間を節約出来ること”でビジネスの役に立つものは普及するでしょうね。
"価値"があるからです。

3.研修領域
特に「店舗系従業員・アルバイト」のトレーニング用はあるかと。
人の出入りが激しく,いちいち研修講師を立てるには手間も費用もかかるところですね。
オペレーション・マニュアルがあるような仕事には良いでしょう。

現にウォルマートや塚田農場では使われていました。
今は知りませんが。
ZOOMが手軽に利用できるので,ZOOM+動画で充分な気もします。

以上”3つの領域”くらいしか可能性ないというのが僕の意見です。
確実なのは”1つ"くらいですね。

なんでもそうですが,ビジネスは”悩みの解決"か”本能的動機に刺さる”かがポイントです。
以前もご紹介しましたね。

1.悩みの解決
人の悩みの9割は「HARM(ハーム)」に分類されます。
・Health=健康
ダイエット、外見の変化、病気、加齢
・Ambition=叶えたい希望
理想の仕事、出世欲
・Relation=人間関係
会社での人間関係、友人、知人、恋人、結婚、離婚
・Money=お金
収入の増減、借金、年金、住宅の購入
です。

悩みの解決は”価値”になります。

2.人間の本能的な動機に刺さる
人間は”9つの基本的な動機”を持っています。
◎お金を儲けること
◎お金の節約をすること
◎時間と労力を節約すること
◎家族を楽にさせること
◎安心すること
◎他人を感心させること
◎楽しみを得ること
◎自らを向上させること
◎グループに属すること

動機を満足させる商品は"価値”があります。

メタバースはこの2点が弱いんです。

メタバースビジネスに参入しようか悩んでる企業の方がいらっしゃれば,お気軽にお尋ねください。
何かお役に立てるかもしれません。
まあ,かなりの知見はあります。

個人で悩んでいる方は,悪いことは言いません。
止めたほうがいいです。
やるなら"メタバース企業"に就職しましょう。

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