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もくてき

家族で食事をとる。
この冬から我が家に現れた
古典的万能家具であるコタツに
8本の足が突っ込まれる。

食べ始めが遅く、
はよ食べなさい!と怒られる三男

食べ終わりが遅く、
さっさと食べなさい!と怒られる次男

我が家の時間の使い方は
妻に全て委ねられている。

彼女の中のタイムスケジュールは、
彼女しかわからないから

タイムラグも彼女しか知らない。

仕方なく僕はそれを予測して
早めの行動を促したり
自分の行動を早める。

ストレスといえばストレスだが、
楽といえば楽なシステムである。

彼女の短絡的な怒りスイッチに
アースをつなげる電気屋さんを
今日も健気に親指で検索する僕。

稲光が過ぎ、晴れ間が見えるまで
雨宿りしてたかのように、
双子は自由に動き出す。

僕らは同じ船に乗って
別の目的に向かってるのだからね。

目配せした次男の瞳の奥が
そう語ってた
ように思えました。

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