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《私の宝活》これまでとこれから

宝活(ほうかつ)は宝達志水町という能登半島の入り口にある小さな町の事業のことである。しかし、その事業との出会いが私の生活・考え方を大きく変えた。役場の臨時職員の立場では、「こんなことをやりたい!」と自由に言える機会はとても少ない。あくまで正職員の補助がメインの業務だからだ。会議にも出席できないし、基本的には意見も求められない。だから宝活という事業に参加するようになって、やりたいことを他の人に発表できるのが凄く嬉しかった。宝活には「町を何とかしたい」とか「面白いことを仕掛けたい」人が集まっていて、多くの人が「やりたい何か」を持っている。自分がやりたいことがあるから、当然、他人のやりたいことにも意見を持ち反応をくれる。今までに、チャンバラ・クリーンピーチ・サッカー盤など様々なことをやらせてもらった。
また宝活に参加しなかったら出会えなかった人も沢山いる。汚れた千里浜海岸を綺麗にしたいと意気込む、いつも笑顔のムードメーカーYさん、宝達志水町の自然を愛し、海に山にと活躍する釣り具職人Iさん、大手企業で立派に働きつつも生まれ育った地元を大切にする写真が趣味のできる男Sさん、スポーツを愛し、宝浪漫マラソンの実行委員も務める親分肌のMさん、などなど。
宝活は行政の事業としてみれば決して成功しているとはいい難いらしいが、私の中では大成功である。家と職場以外の「第三の所属」としてこれからも活動していくつもりだ。宝活の生みの親先輩職員のTさんに教わった「シビック・プライドの醸成」を目指してささやかながら頑張りたい。

宝活にやらされ感はNGです。
☆もっと気軽に!もっと自分の為に!enjoy宝活!

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