2019.6.22のOB・OG練習会のレジュメと記録

ブログとして公開していたものを転載。京都大学の合気道部の皆さんとの交流記録です。

遅くなりましたが、アップします。

当初考えていたメニューは結構テーマごとにまとまってたように思えるのですが、実際やってみるとまとまりないですねー。

技ばかりじゃなくて、言いたいことをわかりやすくきちんと伝える能力も、鍛錬していかねばな―と感じた、実り多い稽古でありました。

OB練習会お品書き
2019/6/22 29代 吉川 聡


0. 準備体操
(1) 普段と違う指導を受けるときは、「準備体操から憶えて帰る」くらいの気持ちで。その指導者がどの動きに注目しているかを頭に入れておくと、技の謎ときに役立つことがあります。私は股関節・骨盤を動かすようにしています。
(2) 前回り・後ろ回り受け身は「立つ」までが受け身。骨盤と体軸を使ってすっと立ちましょう。

1. 姿勢をコントロールする力を能動的に発揮する=呼吸力
(1) 骨盤ゆらゆらと腕立て伏せと気功体操をやった後、座技呼吸法
(2) 剣を振り下ろした後の姿勢で片手取り、しっかり中心を攻めてもらって半身の強さを感じる稽古(2センチって見えない。動きとして見えない働きがわかるかどうかは、自分の中に回路を持ってるかどうかがキーになります)
(3) 一教運動をやってからの正面打ち一教
相手の脇を伸ばす動きを、前膝を抜いて実現する。(よいしょって動きも0ではないけど)

2. 受けの目的=護身・観察・体づくり
 打つ・取るは意志をもって。相手の技量によってスピード・出力をセーブすることはあっても、自分の稽古は妥協しない。

(1) 前足ちょんと股関節
体の転換、一教裏、入身投げ・小手返しで崩される時に少しでいいから前足を出す。膝に力入りがちだけど、なるべく股関節(お尻の下あたりの筋肉)で体重の面倒見る(膝の自由度確保と体軸支える筋力の養成)。体の転換やってみようか。
(2) 脇をつなげる
正面打ちなどで肩甲骨・鎖骨を動員する→軸の働きを腕に伝える(でも前腕部はゆったり)。受けながら相手の中心を狙い続けて、一教表やってみようか。
(3) ねばる
ゆっくり稽古では、投げられ際、ぎりぎりまで我慢→相手の動作を観察する。余裕ない時でも姿勢制御できる体づくり。片手取り転換して呼吸投げやってみようか。


3. 看取り
(1) 足捌き
片手取り裏の呼吸投げ(転換したり送り足したり)。
諸手取り呼吸法(足を入れ替える)。
片手取り隅落とし(網代の捌き―――稽古の方法論として一瞬足を揃えてみる)。
(2) 手のひらの向き
手の向きを変えながら四方投げ(巻き込む、そのまま入っていく、吸い込む)
(3) 腰の使いどころ
昔の正面打ち入身投げ(エイ!の出しどころ)

4. 剣と体術
(1) 自転と公転
剣の重心を意識して自転させてあげる。しっかり振り切って、向かってくる柄頭を腹で支え、二の太刀につなげる。
正面素振りと、抜刀で動きを確認。
(2) 正面打ち小手返し(に至る崩し。下向きの力の作り方を意識して。)
受けが打ち切ったときの姿勢をしっかりとっていないと、崩しが効かない
(それならそれで(お尻たたいたりして)やる方法はあるけど、稽古の趣旨を大事に)

小ネタ:取りがつかんで座技呼吸法
 力が伝わる肘の角度を、つかんでる方が探してあげる。

-以上-

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OB練習会お品書き(記録)
2019/6/22 29代 吉川 聡


0. 準備体操
(1) 普段と違う指導を受けるときは、「準備体操から憶えて帰る」くらいの気持ちで。その指導者がどの動きに注目しているかを頭に入れておくと、技の謎ときに役立つことがあります。私は股関節・骨盤を動かすようにしています。
(2) 前回り・後ろ回り受け身は「立つ」までが受け身。骨盤と体軸を使ってすっと立ちましょう。

1. 姿勢をコントロールする力を能動的に発揮する=呼吸力
(1) 骨盤ゆらゆらと腕立て伏せと気功体操をやった後、座技呼吸法
(i) まずはシンプルに。
(ii) 受けが「負の仕事」をする=負荷を与えながら崩れる
(iii) 知ってるテクニック(手の返し、指先を立てるなど)を盛り込んで
(2) 剣を振り下ろした後の姿勢で両手取り、しっかり中心を攻めてもらって半身の強さを感じる稽古(2センチって見えない。動きとして見えない働きがわかるかどうかは、自分の中に回路を持ってるかどうかがキーになります)
(3) 体の転換
(2)でやった、互いに中心を攻める体の使い方を意識しながら

2. 看取りその1
(1) 手のひらの向き
片手取りで、手の向きを変えながら四方投げ(手のひら下向き→巻き込む、手のひら横向き→そのまま入っていく、手のひら上向き→吸い込む)

休憩
3. 剣と体術
(1) 自転と公転
剣の重心を意識して自転させてあげる。しっかり振り切って、向かってくる柄頭を腹で支え、二の太刀につなげる。正面素振りで確認。
(2) 正面打ち小手返し(に至る崩し。下向きの力の作り方を意識して。)
受けが打ち切ったときの姿勢をしっかりとっていないと、崩しが効かない
(それならそれで(お尻たたいたりして)やる方法はある。あまり鍛錬にはならない。)
4. 看取りその2
(1) 足捌き
指導者が言葉で語らなくても、自分からチェックすべき大事なポイント。
・諸手取り呼吸法(足を入れ替える)。←京大は得意だけど、横浜ではあまりできない
・片手取り呼吸投げ(送り足で転換)。←私が横浜に行って苦労した足捌き

5. 姿勢をコントロールする力を能動的に発揮する=呼吸力(その2)
(1) 正面打ちで打ちかかった姿勢でプレッシャーをもらったところから一教
(i) 力ではなく、骨の並びでプレッシャーに耐えられる姿勢があることを確認。
(ii) 相手の脇を伸ばす動きを、前膝を抜いて実現する。(よいしょって動きも0ではないけど)
(iii) 受け、脇を伸ばしてもらうことで体づくりを意識する。

-以上-

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