2016.7.10(日) OB練習会お品書き

京都大学合気道部でOB・OGと現役部員が一緒に稽古する会を行いました。その内容をまとめてあります。(ブログとしてまとめていたものを移行・再掲)

OB練習会お品書き
2016/7/10 29代 吉川 聡

1. 腸腰筋の養成・準備体操
西式健康法の背腹運動の紹介(正座して肩と首の準備体操のあと、上体を左右に揺らす。揺れたときに腹を出して、真ん中でひっこめる。寝る前10分が目安。仙腸関節緩むので、翌日歩き方が変わるかも。体調見ながら実施してみよう。)

2. 足捌き
(1) 網代の足捌き(斜め前・斜め後ろに足を入れ替えながら捌く稽古)

3. 太刀の扱いと合気道(前回の宿題)
(1) 帯刀して諸手取りから呼吸投げ(表、抜刀して裏、抜刀途中で裏)
手を使わずに腹を使う。受け、回らない場合もあるよ。
(2) 帯刀して諸手取りから二教
手を使わずに足を使う。
  
4. 外転換
(1) 正面打ち外転換から天秤投げ(脇腹に肘打ち。受け、布になるイメージ。)
(2) 正面打ち外転換から肘の外側を浴びせる呼吸投げ
(3) 横面打ち外転換から肩越しに落とす呼吸投げ(転換し終わったときの姿勢。)

5. 二度打ち
(1) 正面二度打ちから一教(二度目、余裕をもって踏み込む)
(2) 横面二度打ちから転換してしゃがむ呼吸投げ(同上)
(3) 突き二度打ちからすりあげる入り身投げ(腹の中でぴかっと光るイメージ)
(4) 正面打ち外転換から打ち手を押し込んで横面打ちから四方投げ(捌きのバリエーションの位置づけ。)
(5) 正面打ち網代にさばいて二度目の打ちを二の腕で合わせる呼吸投げ

X.  余興
(1) 3~4人まとめて交叉取りから裏の一教

以上

合気道の中身とは

1、自然を愛する心こそ合気道の中身なり
2、自然を眺め、自然に動く、自然に相手の姿を眺める、全て気にしないこと
3、自然の気とは腹中にあって静かなり、出る気は腕力的な気ではなく気の力なり
4、大自然の法則に従うことこそ合気の中身なり
5、合気道は円の理=天授の真理によって神人愛をもとめる=宇宙の真象を良く眺める、そうして良きところを腹中に台蔵することである
6、人間のもつ心は霊体なり
7、精神力とは宇宙創造の神であり御中主であるその根源から(ス)わきいづる気が精神力である

合気道の動きとは
1、心と体の一体、手、足、腰の一致
2、円輪の如く気の恵みなり
  円の法則に従い、流れと共に喰い込み真空の気に入る
3、天の運行を思考し、地の呼吸に喰い込んで動く

技の動きには
1、手、腰(腹、心)の螺旋
2、手、足、腰の一体と共に腰が落ちた時間髪を入れず電光を放つ
3、体の回りには螺旋を忘れるな
4、腰、腹が回った時ヒビキ(気合)を忘れないこと

合気道の技とは
1、技には形なくしてはなりたたない
2、合気道の形を技として稽古する以上(基本)道の歩みを正しく身につけること(法線を正す)
3、相手をつくって稽古する以上相手の気にとらわれないこと
4、併しながら武には形はないことを知らねばならん
  (霊体の動きであるから)
5、合気道の技は=道祖は体の成立、気の成立、魂の成立、心の成立、精神の
成立を教えられたものである

合気道の極意とは
1、極意とは大なる気結びなり
2、天の呼吸と地の呼吸の阿云なり
3、天地創造神の根源(ス)を悟る、これ霊妙の道を悟るなり
4、空々の道であるため自然の気結びとなるよう留意せよ
5、間髪を入れず入身の業とし光の出づる気と呼吸のヒビキなり、
  「これいわゆる気結びなり」

真の技・真の合気道とは
1、入身転換術の極道なり
2、合気道は反射道にして入身に喰い込んだならば間髪を入れず技をするなり
  (必殺)
3、入身転換術は空なり、真空なり、目に見えざる道なり
4、入身転換術にて技(形)はなし
5、入身転換について術というところは腹にあり、気のヒビキなり、光なり
httピー://www2.odn.ne.jp/osakaaikikai/nakami.html
(↑ちょっと編集してあります)
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7月後半のきつい時期なので、あえて足をいっぱい動かす稽古をしてみました。暑かった暑かった。

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