2017.10.14の臨時OB練習会の記録

ブログから転載。京都大学の合気道部の皆さんとの交流記録です。

31代古澤さんと、36代北脇さんの結婚披露パーティーに合わせて、ミニOB練習会をやってみました。
・・・実はスポ館を用意すれば、秋の京都でも宿の心配しなくてとことん飲めるよなー、という趣旨なのでした。

OB練習会お品書き
2017/10/14 29代 吉川 聡

1.多人数掛けに向けて
 やってるときは夢中で、考えてる余裕はないと思いますが、本番で出せるかどうかはおいといて、稽古を通して身に着けておくとよいかなぁと思うポイントをいくつか紹介します。

前へでるのだ!とか、囲みを破るのじゃ!とかいう話は、現役の皆さんでさんざんやると思うので、省略。

(1) 片手取りの四方投げの投げ分け
「四方投げ」なので、前・後ろ・横に投げ分ける経験をしておきましょう。
仕掛け方として、表、裏、横に崩してみます。

(2) 正面打ちから三教投げ(以下、3人以上のグループで)
回転投げの要領で入るやつ。ちょっと息を整えたいときに使います。極めてる間は、周りの受けを目で制するつもりで。

(3) 横面打ちから呼吸投げ系
3種類くらいレパートリーを持っておく。前へ出て隅落とし、転身してハンドル回す呼吸、転身して側面入身投げくらい。
「さーここから見せ場。バンバンやりますよー!」という時に使います。
なお、本日はOBをいたわって、優しく投げてくださいね。

(4) 横面打ちからしゃがむ呼吸投げ
あまりオススメしませんが、やっておかないと、受けを取るときに反応できないので経験しておきましょう。相手の打ち手から反対側の足へ、バサッと切り下す感じでしゃがんで、相手の脛を払う動作につなげて、すぐに体を起こします。
しゃがむ系の技は、立ち上がる動作が遅れるとスキにつながります。

※生きのいい受けの人をそろえてバンバン投げる機会は、合気道人生でもめったにないので、思う存分楽しんでください。


2.腰投げ雑感
腰投げ、足の位置に着目すると3種類あります。いずれにしても、一瞬相手の体重を支える形になるので、膝ではなく腰回り(内またやお尻の筋肉)で仕事をすることが肝要。膝ばかり使っていると、重い人を相手にした時に、投げたほうが膝を痛めることになります。
腰を落として低くなって、相手の恥骨に対して自分の腰の後ろの骨で下から当身を入れるような感じで投げられるとよいかと思います。
(1) 準備体操
正座して骨盤を動かす体操、立ってお尻を左右に出して、それをのぞき込む体操
(2) 交叉取りから一教で落として腰投げ
相手の足と自分の足が平行になるタイプの腰投げ。腕は相手の腰あたりに回して。
(3) 交叉取りを下から外して自由になった手で当身を入れて相手の正面に入って腰投げ
相手の足と足の間に片足を入れて、相手の足と自分の足がTの字の配置になるようにして投げるタイプの腰投げ。入っていくときにしっかり低くなって、四股立ちになるのが肝要。(言い忘れた事:四方切りの足さばきを、四股立ちを経由してゆっくりやる鍛錬も有効ですよ)
(4) 当日はやりませんでしたが、四方投げの要領で崩して腰投げに持っていくのもあります。
相手の足と自分の足が、一直線に並ぶような配置。特に受けがきちんとできないと危ない技になるので、まーやるとすれば春合宿。それも2回生以上限定かな・・・。

3.自由技いろいろ
OB同士で技をかけあって旧交を温めあいたい向きもあると思ったので、最後15分くらいは、自由技をやってみました。

(1) 正面打ちから自由技
(2) 横面打ちから自由技

  古いOBが一番激しくやってましたねー(笑)。

―以上―
付録
昇段に寄せて・・・袴について
 前の5本のひだは仁義礼智信を、後ろのひだは誠を示す。
 履くのではなく、着ける。
 つけるときは左足から。外すときは右足から。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?