2017.3.1(水)の春合宿師範稽古

ブログとして公開していたものを転載。京都大学の合気道部の皆さんと一緒に稽古したときのメモです。

2017年3月1日午前・午後の、春合宿での門川師範稽古のメモです。

午前:
(1) 両手取り背の運動風呼吸投げ
 舟漕ぎで吸い込んで懐を深くしつつ、一方の手は自分の胸経由で自分の逆側の腰のあたりへ指先から移動させ、もう一方の手は親指側に返しつつ相手の肘を上げて、自分はその場でやや転換する程度の動きで相手を裏返しにして背の運動風に倒す呼吸

(2) 両手取り入身投げ
 吸い込みながら一方の手は自分の胸のすぐ前あたりでやや手刀を張って相手の肘を上げ、相手の裏側に自分が立てるように導きつつもう一方の手で上がった相手の肘を(払うまでいかずに)制しつつ相手の裏側に入身して、入身投げ。

(3) 両手取り二教
 外側から両手首を巻き込んで、肩を落としつつ相手の中心に向かって重みをかける。相手が沈んだらずるずると前に引き込んで相手の足腰を伸ばして、相手の方を優しく伸ばしてやる。

(4) 杖投げ
 順手側で持たせて、やや引き出して杖を上方向に返しつつ転換して振り下ろす呼吸投げ。
 ※ 杖を扱うときは先っぽを意識して
 ※ 前の腕ではなくて後ろの腕で扱うように
 ※ 相手が杖で突いてきたときも同様に対処可能

(5) 杖投げで四方投げ
 これもやや相手を引き出して崩しておいて、相手の脇に入って行って四方投げ
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午後:
(1) 横面打ちを大きく捌いて一教
 後ろ足をあまり出さず、前足中心に90度ほど転換することで相手の打ち手を導き、相手にとって自分は横、自分にとって相手は正面という位置に立ち、交叉取り一教のように空いてる手で窓を開けるように軽く相手の打ち手を導いて、一教。
 ※ 捌いたときに自分の腰が引けすぎないように
 ※ 目線は相手の打ち手よりも、相手全体を見る感じで(←キャリアによるかも。経験少ない人は、相手の打ち手を腕力で扱わないように、目線と自分の手の位置と腰の向きを一致させてほうがよいかもしれない)
 ※ 師範とやったときは、相手の打ち手を大きく返す感じではなかったけど、相手の体格によるのかもしれない。

(2) 横面打ち大きく捌いて入身投げ
 相手の打ち手に合わせつつ、もう一方の手は親指と人差し指を上にして相手の打ち手をさするようにして自分のお尻の横辺りに導いて、重みを加えて相手の体勢を崩す。空いた手で首根っこをつかんで入身投げ。
 ※ 打ち手の手首のあたりもしくは前腕部真ん中あたりで合わせる
 ※ 「打ち手を引っ張る」のではなく、「自分の腕をおろす」(表現大事)
 ※ 入身投げの崩しは、体を開くのではなく相手の背中を追いかける感じ。崩し続けるときはつま先へつま先へと運足。それによって、相手の崩れる軌道が膨らんだりしてもついていける。

2. 横面打ち大きく捌いて小手返し
 打ち手に合わせた手で自分の真ん中に持ってきつつもう一方の手で相手の腕を(払うというよりも)伸ばして自分の懐に導くように導き、親指と薬指を自分のほうに向けて相手の手首を小手返しに取り、体を開いて投げ。

3. 組太刀の理合いを使って、正面打ちから側面入身投げ
 組太刀:
  受けが横面に打ってくるのを、早い段階で正面にとらえつつ一歩引いて体を開き、自分が相手の中心を突きに行ける姿勢で打ってくる太刀を制する。受けは制された太刀を外して突きを背中側へ受け流しつつ逆側の横面を打つ。取りはさらに一歩引いて同様に受けの太刀を制する(以下繰り返し)。

 体術:
  相手の正面打ちを、手の甲と腕で滑らせることができる角度で合わせながら、舟漕ぎ+上体をやや開くことで吸い込み、手を返して相手の打ち手に乗る。もうこれ以上舟漕ぎ+上体だけでは導けないという辺りで前足を引いて、相手が崩れたところへもう一方の手の肘を相手の首辺りに合わせて側面入身投げ。

4. 組太刀の理合いを使って、正面打ちから相手の肘の内側を攻める隅落とし
 組太刀:3と同じ・・だったと思う(記憶不確か)・・だけど、今回は相手の中心を攻める太刀捌きを体術に生かすよって話だったかと。

 体術:打ち手に合わせつつ舟漕ぎ+上体をやや開いて吸い込んで、相手にもう一歩踏み込ませる。相手が出たところへ打ち手の肘の内側に乗って、相手の前かかとの後ろ辺り=自分の前足のつま先あたりに落とす隅落とし。

・・この辺りになると、疲れてて記憶あいまいだなぁ・・・突っ込み歓迎します。

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