2019.1.12(土)のOB練習会の記録

ブログとして公開していたものを転載。京都大学の合気道部の皆さんとの交流記録です。

去年、一昨年とこの時期のOB練習会はは大雪になるのですが、今年は雨がたまにぱらっとくるくらいのいい天気。
天気のおかげか、いつもよりにぎやかに感じました。木津道場からダウニーさんが参加されました。

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OB練習会お品書き(実際にやった内容)
2019/1/12 29代 吉川 聡


1. 若干復習
(1) 柄当て・柄倒し(剣術→体術)
鹿島の剣術で切り結びからつばぜり合いのあと手の甲を見せて入る「組分倒打」を体験しましたが、もう少し簡単な奴を。以前もやりましたが、つばぜり合いを抜きつつ入って相手の肘の内側を柄頭で抑える技。

※打ちや取りが安直にならないように(若干前掛かりなタイミングだとよく効く技です。)

(2) 乗る小手返し
前腕部の重心を意識して、そこに乗って崩す小手返し。鎖骨を意識してみる。

(3) 乗らない小手返し
相手のお尻をポンと押して崩す小手返し。以前、3時・9時の方向へ崩す一教をやりましたが、足の配置と直角方向へ崩す。

2. 返し技いろいろ
 一通り、知っておこうという趣旨でやってみます。普段の稽古では使わないほうがいいです。人間関係悪くなります。相手に隙があったらその旨きちんと伝えましょう。

(1) 正面打ち一教からの一教(表)
押し込んでくる勢いを転換で逃がしてαの字で返します。
肩取り正面打ちや諸手取りで転換してからの一教と似た動作。一教を一教で返すので、さらに一教で返すことも。これをスムーズにやると多田先生が演武でやってる動作になります。

(2) 正面打ち一教からの一教(裏)
崩された方へ思いっきり踏み出して脇に入って一教に極め返します。
返し技は、相手に存分に技をかけさせておいて、相手の想定以上に「崩れて」あげる動作になります。

(3) 片手取り四方投げからの四方投げ
投げにくるときに、歯車がかみ合うように回ります。崩しから腕を回し始めるタイミングで仕掛けます。相手の背中を抑えつつ掛ける防止法も(新入生歓迎のために)憶えておくとよいです。

(4) 肩取り二教からの入身投げ
想定以上に沈んで相手の脇に入ります。

(5) 後ろ両手取り三教からの入身投げ
想定以上にひねりあげられて、そのまま転換して腕を浴びせます。

(6) 正面打ち入身投げからの入身投げ
崩されつつ肩を相手の脇の下に差し込み、正面打ちを打つように腕を上げて脇に入ります。

(7) 片手取り小手返しからの小手返し
極められる際に思いっきり踏み込んでぐっとこらえて(この技に限ってこらえる)、体を開いて小手返し。


3. 二度打ち
 木津道場の皆さんが来られてたので、二度打ちの稽古をやってみました
(1) 正面二度打ちからの天秤投げ
二度目も外転換で。相手の脇に肘を当てるくらいのつもりで近くに入ります。

(2) 横面二度打ちからの相手の脇に二の腕を合わせる呼吸投げ
これも二度外転換。腕で投げるというより、自分の肩が相手の肩のやや内側に当たって、体を振るだけで投げられるくらい近くに入れるとよいです。
(3) 横面二度打ちからの隅落とし
二度目斜め前に出ます。捌きが変わるだけで随分感じが変わると思います。

4. 座技呼吸法じっくり
 座技呼吸法を少し。2年前の春合宿でやったやつ。腕立て伏せでいっぷくしてるときの肘の形とか骨盤つかいますとか、基礎的な話で。

―以上-

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