2018.1.13のOB練習会の記録

ブログから転載。京都大学の合気道部の皆さんとの交流記録です。

今年もセンター試験とぶつけてしまいました。
大学職員なOBもいらっしゃるので、来年こそは別の日程にしようと思ってます。…忘れてたらご指摘ください>ご覧の皆様。

OB練習会お品書き
2018/1/13 29代 吉川 聡


1. 準備稽古
 たぶん体なまってると思うので、気持ちよく伸ばすメニューを少し。
(1) 両手取りから背の運動風呼吸
(2) 片手取りから七教
巻き込んでかける四方投げの要領で相手の手をひねりつつ裏に回って肩甲骨を支えて相手を弓なりに極め、極めたほうに崩れ落ちるように寝かせます。

2. 後ろ両手取りいろいろ

(1) 後ろ両手取りから小手返し
教科書通りに。後ろ両手取りのポイントの一つは、後ろに振られても体軸をしっかりさせて前に出る訓練ということだと思う。横面打ちの転身の足さばきという位置づけも言われ始めています。

(2) 後ろ両手取りから裏の一教を掛ける
準備体操で伸脚しながらの手を使わない一教の受けを少しやってから。
そもそもは入身の足さばきなので、直線的だと思うけど、それはともかく。
取った手を腹の前に収めて、相手の反対側の腕をなでるように取り、肘の外側から手を突っ込んで相手の手前の肘あるいは背中を抑えて裏の一教風に抑える。

(3) 後ろ両手取りから前に落とす呼吸投げ
技自体は何度もやっていると思いますが、12月にやった体軸のうねりを使ってみましょう。
膝の外側を触るくらいに落としておいて、体軸のうねりを使って肩甲骨から腕を回して相手の腕を自分の腕の上に乗せてあげる。あとは何でもできると思いますので、簡単に呼吸投げで。

(4) 後ろ両手取りから転換する呼吸投げ
迎え撃つ奴はやってると思うので、追っかけるやつを。ちょっとだけ。

(5) 後ろ両手取りから相手をひっくり返す呼吸投げ
やれば簡単なんだけど、やったことないととまどうやつ。
?
3. 腕の攻め場所いろいろ

(1) 片手取りから小手返し
四股立ちで落とす場合、どこを狙うかという話。肘の内側もしくはもう少し手首側。転換が入るので、腕が伸びる方向と言う考え方もありますが。

(2) 横面打ちから五教
たぶんこちらの方が、どこを狙うかという話は分かりやすいかも。
なお、相手の手をつぶしに行くのが本来の五教みたい。(手のサイズによって限界はあるだろうけども)

(3) 片手取りを逆に取って四教投げ
手の甲側から極める四教。前腕部にも弱いところあるけれど、手首が、よく効きます。なお、どの方向に投げるかは、相手と自分の体勢次第。

(4) 正面打ちの一教を肘で合わせて
両手で、相手の肘を狙いに行く。裏は、クロスさせて。あくまで高さは自分の額くらい。

4. 思いつくまま

(1) 正面打ちから一教投げ
裏の一教のように入ってそのまま押し出すように相手を投げるのだけど、ある程度乗ってきたら、一教と言うより入身してそのまま相手の腕を切り下す勢いで投げる感じ。ひじの取り方は一教の取り方でも反対の取り方でもOK。

(2) 両手取りから腰投げの握りで呼吸投げ
上の手を下から下の手を上から取って、腰投げに行くように入っていきつつさらに転換してしゃがむ呼吸投げ。これもやったことないと、何をされてるかわからないタイプの技。できてしまえば大したことないです。

(3) 交差取りから普通の四教投げ
掌を上に向けて転換しつつ相手を導き、(なるべくお腹位の高さで)相手の手首の内側を四教で攻めつつ体重をかけて投げます。四教投げと言えば、普通はこんな感じです。

―以上―

何にもこだわりや力みやよどみがなく、無心になって立てるか
  「合気道 呼吸力の鍛錬」

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