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【MtG】エスパーメンター構築編【スタンダード】

始めに

今から約9年前、タルキール、戦乱のゼンディカーの頃のスタンダードにおいて、エスパーメンターというデッキが存在していた。
当時、私は競技イベントに積極的に参加しており、MOや海外の記事を参考にしながら作成したエスパーメンター、エスパーミッドレンジを好んで使っていた。

勝率もそこそこ良く、お気に入りのデッキのタイプの一つでした。

そして、機械兵団の進軍にて≪僧院の導師≫が帰ってきました!!

当時のエスパーメンターは豊富な除去とアドバンテージ源を用い、
≪道の探究者≫≪僧院の導師≫による果敢誘発と共に盤面、ライフを優位に保つデッキであった。
パーツ一つ一つがシナジーを形成し、使っていても楽しいデッキタイプです。

今回はそのエスパーメンターを現在のスタンダードで構築、解説を行っていこうと思います。
※テーブルトップはスタンダードのカードを持ってないので、今回はアリーナで調整していました。

デッキ構築

●クリーチャー

旧エスパーメンターは一度機能し始めるとアドバンテージを生み出すクリーチャーが採用されていた。
今回も当時のカードと比較しながら採用を決めていく

・≪僧院の導師≫
まず欠かせないカードはこれ
問答無用で4枚積むカード
軽量スペルとの相性も良く、後述する召集やバトルとの相性も良いのが特徴
今回もいろいろなシナジーを生む良カード

・≪帳簿裂き≫
旧エスパーメンターでは≪道の探究者≫だった枠の代わりがこのカード
スペル2回目で謀議が誘発することで手札の循環とサイズアップが行える。
≪ヴリンの神童、ジェイス≫とも同じような役割も担えるナイスカード
1サイズアップすれば≪稲妻の一撃≫もよけることができ、攻防を兼ねていく
これは4枚積める

≪僧院の導師≫≪道の探究者≫≪ヴリンの神童、ジェイス≫の代替ができた
次は≪龍王オジュタイ≫役を探していく

・≪碑出告と開璃≫

5マナで≪渦まく知識≫と死亡誘発でライフロスとスペルプレイが可能になる。
5/4飛行とサイズも似ており、採用も検討できる。
しかし、死亡誘発シナジーがあまりうまみを感じられないデッキ構成のため、今回は不採用

・≪黙示録、シェオルドレッド≫
様々な環境で強いカード、しかしこのカードの真の力を発揮するのは消耗戦の上で、こいつを投入する瞬間だ
エスパーメンターはクリーチャー数が少ないため、除去の的になる可能性が高い、更に除去耐性が無いことも痛い、今回は不採用

・≪聖域の番人≫
除去耐性、サイズ、回避能力、アドバンテージ源とかなり良いカード
採用検討も十分あり得る
しかし、6マナの重さが少し足を引っ張る気がする。今回は採用しなかった。

・≪全知の調停者≫
≪聖域の番人≫と同じような能力、除去耐性が無いことから、検討どまり

・≪夜明けの空、猗旺≫
サイズも十分、死亡誘発もカウンターばら撒き、後続展開と良いカード
今回は一旦採用はしていないが、採用も十分有り得る

・≪溺神の信奉者、リーア≫
これ一枚では勝ちにいけないが、スペルを大量に使うデッキなので高相性
召集とも相性が良いので、採用も十分有り得る

●プレインズウォーカー

≪ゼンディカーの同盟者、ギデオン≫≪真面目な訪問者、ソリン≫などが採用されており
トークン生成と全体パンプアップと盤面に影響をもたらすプレインズウォーカーが多く採用されていた。

・≪放浪皇≫
現在のスタンダードで4マナのプレインズウォーカーといえばこのカード
攻防に八面六臂の活躍をしている
デッキコンセプトとも相性がよく、今回採用している、バトルへ奇襲的に攻撃を仕掛けられる良カード
トークン生成とパンプアップ、除去そして瞬速持ちという令和パワーを感じる
単純に強い、4枚採用

・≪大天使エルズペス≫

トークン生成、パンプアップと≪遍歴の騎士、エルズペス≫を彷彿とさせるカード
十分強い能力を持っているが、≪放浪皇≫で間に合ってる気がする。

・≪華やいだエルズペス≫
パンプアップと3マナ以下サーチ+縦カウンターと≪僧院の導師≫をサーチしてくださいと言わんばかりのカード
しかしそれだけでは心もとない

・≪漆月魁渡≫
トークン生成、アドバンテージ獲得とかなりデッキにあっている。
今回は採用していないが、調整枠のカードと入れ替わる可能性が高い

・≪踊る影、魁渡≫
場に残り続けると嫌なプレインズウォーカー
これはまだ使っていないので、保留

・≪ヴェールのリリアナ≫
除去とハンデス、単体のカードパワーが高い
布告系除去ができるため、刺さる場面も多々ある。今回はお試しの仮採用

・≪不笑のソリン≫
トークン生成、アド源になるので、採用の価値あり。
後々試してみようと思います。

●スペル

スペルは主に除去とドローソースになります。
環境に併せてピックアップする必要がありますので、今回は採用したカードのみの解説

・≪かき消し≫
現スタンダードの定番カウンター
犠牲コストも≪僧院の導師≫から供給できるので、使い勝手はかなり良い
後半は謀議などでルーティング候補にもなるので、腐る場面が少ない

・≪喉首狙い≫
現スタンダードの定番除去
現スタンダードではアーティファクトクリーチャー採用率も低いので、ほぼほぼ確定除去
対コントロールでは弱い場面もあるが積まない理由も少ない

・≪強迫≫
安定したハンデス
最近はエスパーレジェンドや白単などスペルが入っていないデッキも増えているが、基本的には1対1交換ができるカード
手札を見ることでプレイプランも立てやすく、見た目以上に使いやすい

・≪勢団の銀行破り≫
ドロー、トークンとプレインズウォーカーのような効果を持ったカード

・≪精神の交差≫

召集持ちの≪霊感≫
≪僧院の導師≫がいると、度々フリースペル化する
中盤以降の息切れにかなり貢献してくれる。

・≪戦慄の遁走≫
旧エスパーメンターでは≪蔑み≫が採用されていた。
能動的に打てるスペルはエスパーメンターで重宝するため、序盤は劣化≪コジレックの審問≫だが後半はライフロスなし≪思考囲い≫に進化する。
使用感はかなり良い

・≪冥途灯りの行進≫
色々と除去できる便利屋
果敢誘発のため、自身のクリーチャートークンに打つ可能性もあるカード

●バトル

機械兵団の進軍にて追加された新カードタイプ
エンチャント場+プレインズウォーカー+変身
のような、様々なカードの特性と似た性質を持つ、今までとは一味違ったカードタイプ
ルール等は公式のルールリファレンスを参照ください

今回採用するバトルは表も裏もクリーチャーでない呪文になるので、≪僧院の導師≫や果敢、≪帳簿裂き≫で誘発しやすくなっている。

・≪ゴバカーンへの侵攻≫

≪精鋭呪文縛り≫のような効果を持ったバトル
守備値も3と低いため、裏面を唱えやすくなっている。
裏面の攻撃したクリーチャーにターン終了時に+1カウンターを置く能力も横並びする≪僧院の導師≫と非常に相性がいい
さらに呪禁、破壊不能付与も使い勝手がいい

・≪新ファイレクシアへの侵攻≫

Xを支払っただけの警戒2/2騎士トークンを生成する。
裏面はプレインズウォーカー≪ザルファーのテフェリー・アコサ≫
+1はほぼほぼ≪信仰無き物あさり≫
-2はほぼ使わない
-3は≪僧院の導師≫がいると強い除去
このカードは表がかなり強く、X=2やX=3でもかなり使い勝手が良い。
特に≪ゴバカーンへの侵攻≫との相性がよく、裏面と嚙み合うとどんどん打点が上がり相手にプレッシャーをかけることができる。

・≪イニストラードへの侵攻≫

実は裏面は唱えたことがない。。
-13はほぼほぼ確定除去、裏面は墓地追放とゾンビトークン生成

デッキリスト

【呪文】
4 強迫
1 戦慄の遁走
1 冥途灯りの行進
2 ゴバカーンへの侵攻
4 喉首狙い
4 かき消し
4 帳簿裂き
3 勢団の銀行破り
2 新ファイレクシアへの侵攻
1 ヴェールのリリアナ
4 僧院の導師
2 精神の交差
1 イニストラードへの侵攻
4 放浪皇
【土地】
4 金属海の沿岸
2 さびれた浜
1 アーダーカー荒原
4 闇滑りの岸
2 難破船の湿地
1 地底の大河
2 砕かれた聖域
1 コイロスの洞窟
2 ラフィーンの塔
1 平地
1 皇国の地、永岩城
1 天上都市、大田原
1 見捨てられたぬかるみ、竹沼

マナベースはかなり適当に決めている。
今のところ、それほど色事故は発生していないので大丈夫かなと

サイドボードも作成しているが、まだまだ環境がわからない
今はBO1で調整しつつ、BO3用にサイドボードは組んでいこうと思います。

皆さんの参考になれば幸いです。

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